反復流産

初診に適した診療科目

反復流産はどんな病気?

反復流産とは、何度も流産を繰り返してしまうことを意味します。その原因は必ずしも明らかになっていませんが、膣の過剰な収縮などが原因として考えられています。そのほかにも、間接的な原因として、ホルモンバランスの異常などが示唆されています。根本的な治療は困難であると考えられており、一種の不妊症であると考えることも可能であるといえます。

主な症状

何らかの原因により流産を2回以上繰り返す事を反復流産といいます。尚3回以上の繰り返しを習慣流産といい、死産や早産を繰り返すのを不育症と呼んでいます。一般的な症状としては妊娠から初期の胎児成長までは問題無く進みますが、多くは6~7週目には胎児の心臓の鼓動が聞こえなくなります。これを妊娠初期の稽留流産といいますが、多くのケースでこのパターンを何度も繰り返します。

主な原因

反復流産とは3回以上流産を繰りかえしてしまう症状のことで不育症とも呼ばれています。この症状の原因としては、受精卵に異常をきたすことによって胎児が成長できないことによって引き起こされています。そのため人工受精をして着床させても、流産する恐れがあるのです。不妊治療を受けても、現時点では完治できるだけの医療技術がないのです。

主な検査と診断

反復流産の治療にむけた検査方法は原因を究明するために行われます。まず妊娠継続に不可欠なホルモンの分泌異常を調べるための、血液検査が行われます。それから、超音波検査や内診により、子宮形状に異常がないか調べます。その後、必要に応じてより詳しい検査である、子宮卵管造影や子宮鏡検査、腹腔鏡検査などを行い、着床や胎児の成長に影響のある原因がないか調べます。

主な治療方法

反復流産の治療法は、原因によって異なります。感染症やホルモンの異常の場合は、内服薬や、注射で改善します。子宮内腔の形の異常時やポリープなどは、外科手術をすることもあります。染色体異常の場合は治療の方法はなく、めぐり合わせを待つことになります。何より周囲の暖かいサポートが支えになることは、医学的にも認められているので、家族や医療関係者の優しさが大切です。