出血性貧血

初診に適した診療科目

出血性貧血はどんな病気?

出血性貧血とは外傷やショック状態に陥ることで、赤血球が体内で破壊されてしまうことで起こる貧血症状のことをいいます。原因が外傷などの場合は、まずは基礎疾患を治療することで血中内の赤血球が破壊されなくなります。そのため他の遺伝性の貧血症や腎臓が関与している貧血症に比べれば治療法が見えているのでかなり完治できる可能性が高いのです。

主な症状

出血性貧血は、出血によって体内に酸素がとりこまれない状態になるため、めまいや立ちくらみ、動悸や息切れなどの症状が現れ顔面が蒼白になります。また急性に進行する貧血の場合には、無性に氷が食べたくなったり、階段の上り下りさえもつらい状態になったりします。内臓からの出血の場合は便の色が黒くなったり、尿に茶色や赤みがった色がでることもあります。

主な原因

出血性貧血の原因は、体内の血液不足によって発症する貧血です。交通事故や手術、あるいは出産などによって大量に体内から血液を失う事があります。すると体内の各器官に必要な血液が届けられなくなり、貧血症状を起こすようになります。また、血小板の減少に関わる疾患を患っている患者も、些細な傷からの大量出血からこの貧血症状を示すことがあります。

主な検査と診断

出血性貧血が起こるときと言うのは、月経時や外傷で血が沢山出てしまった時に起こります。ですから日常的に起こる貧血とは違うのです。検査方法もいくつかありますが多くの方が行っているのは鉄欠貧性貧血であるかどうかを調べる検査です。血液検査だけで簡単に分りますから月経時などに貧血を引き起こしてしまう方は検査をし適切な治療を行いましょう。

主な治療方法

出血性貧血とは、交通事故などで外傷を受け出血をすることで起こる場合と胃潰瘍などの基礎疾患からおこる2種類に分けることができるのです。この貧血の治療法としては、前者であれば出血を止めて外傷患部を治療することで殆ど治まります。一方、後者のほうでは基礎疾患を完治させない限りは基礎疾患患部から少量出血が続くのでまずは基礎疾患の治療が必要になります。