過外転症候群カガイテンショウコウグン

過外転症候群はどんな病気?
過外転症候群は、小胸筋の下で神経や血管などが圧迫されることによって、手足の痺れや痛み、手足の冷えなどを引き起こす病気です。普段の生活や仕事で体を酷使することにより引き起こされます。また、日常生活や仕事でのストレスが原因となって発症することもあります。筋力の増強やストレッチなどによって、この病気による症状を緩和できます。


過外転症候群の症状
過外転症候群は、主に小胸筋の過外転により引き起こされます。バスのつり革につかまった時や重いものを持ち上げた時に、神経の圧迫に伴って腕に痛みや痺れを来します。こうした症状が起こりやすいのは、以下に該当する場合です。女性に発症しやすく、特に20代~30代で多くみられます。その他、筋肉がそれほどなく、運動をほとんどしない人、あるいは筋肉がつきすぎている人、長時間同一姿勢のことが多い人などです。

過外転症候群の原因
過外転症候群は胸郭出口症候群のうちのひとつとして位置付けられています。大胸筋の深層にある小胸筋が硬結してしまうことによって、腕神経や脇へと続く静脈、動脈を圧迫してしまい、肩から腕にかけて神経症状な出てしまうことが主な原因です。病名には過外転とありますが、肩甲骨の外転運動のことをさしており、肩甲骨を酷使することでこの症状が出る可能性が高まります。

過外転症候群の検査と診断
過外転症候群の検査方法で、最も代表的とされている理学検査があり、「ライトテスト」といいます。ライトテストは、座位で両肩関節を外転・外旋90度、および肘関節屈曲位90度をとらせた時に、脈拍の減弱と、上司への痺れや放散痛が出現した場合、陽性となり、この時に、肋鎖観劇での圧迫を考えます。なお、検査の際に、橈骨動脈の拍動を触れることで、脈の減弱、あるいは消失の度合いを明らかに出来ます。

過外転症候群の治療方法
ここでは、過外転症候群に対し、マッサージ、および鍼を用いた基本的な治療法を解説します。障害部位である小胸筋をはじめ、痛みの出ている部位に鍼治療を行います。その際、鍼治療に日ごろから慣れており、体質や希望に応じてパルスによる通電を試みる場合があります。鍼治療終了後、罹患部位を中心に全身にマッサージを施すと、より効果的です。なお、小胸筋への刺鍼の際に深く刺すと、気胸の原因となるので、注意を払います。

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