ブラウント病 ブラントビョウ

初診に適した診療科目

ブラウント病はどんな病気?

ブラウント病は生後1年を経過してから発症することが多い足が著しく湾曲する骨に関する疾患です。脛骨の発育や成長軟骨に異常がある場合において片足もしくは両足に発症し、O脚状態が治らずにそのまま変形を起こします。治療法は、3歳未満のお子さんに対しては装具を用いて矯正を行ったり、もう少し年齢の行ったお子さんに対しては手術を行ったりします。

主な症状

ブラウント病の主な症状としては、膝の変形の原因となっているものです。基本的に、人間は生後6ヶ月程度で歩行するようになりますが、この時期の歩行で膝に無理がかかることで、膝の形態の変化が大きくなってしまいます。このような早期の独立歩行でのO脚とは、両側の膝を中心とした外側の凸があり、X脚は、両側の膝の付近を外側に凹状態になります。

主な原因

ブラウント病は、1才未満の赤ちゃんを無理に歩かせることが原因で引き起こされる病気です。すなわち、この病気は生まれて間もない赤ちゃんを無理に独立歩行させることによって引き起こされるものなのです。この病気を引き起こさせないためにも、1才未満の赤ちゃんを無理に一人で歩かせないことが重要となります。これが、この病気の最善の予防法だといえます。

主な検査と診断

ブラウント病はよくO脚と混同されがちな病気ですが、正確には異なる症状です。ひざの内側の骨格が壊れた状態で外側の骨格だけが成長するのが特徴なので、検査方法はレントゲンを取って診察し、ひざの曲がり方に左右で差があったり2歳を過ぎてもひざの変形が改善されないようであれば早めの処置が必要です。症状の見分け方にはX線を用いた検査が必要です。

主な治療方法

軽度のブラウント病の場合では、座るときの姿勢を気を付けるだけでも改善されます。椅子に座るときに足を組んだりすると病気が進行するので、組まないようにすることで予防ができます。症状が酷い場合の治療法としては、痛みのない範囲で足を矯正していくことが重要です。また、整体に行ったり、ストレッチをすることにより改善されることがあります。