引き抜き損傷ヒキヌキソンショウ

引き抜き損傷はどんな病気?
引き抜き損傷(ひきぬきそんしょう)という病気についてです。どのようなケースで起こるかというと転落やオートバイ事故などの外傷をうけた後による腕神経叢(わんしんけいそう)の引き抜きによって生じる、痛みおよび麻痺などのことをいいます。事故などで、頭、頸部と肩、腕がそれぞれに逆方向に無理な力で引き離された時、腕神経叢が過度に牽引されて損傷することが原因です。


引き抜き損傷の症状
引き抜き損傷とは主に事故などの怪我、ほかにも腫瘍や放射線障害により脊髄から上腕神経の神経根が引き抜けてしまう事が原因で起こる怪我で、上肢のしびれや肩があがらなくなる、ひじの屈曲ができなくなる、手指が動かなくなるなど肩から指かけて異常が発生します。症状にもよりますが神経移植術等で損傷部の再建が可能な場合と不可能な場合があり、早急な判断が必要です。

引き抜き損傷の原因
引き抜き損傷の原因は、外力の働き方によって大きく4つに分類できます。まず1つ目は、牽引力が要因になるもので、例としてオートバイ事故などのように神経線維が牽引力によって損傷するものです。2つ目は、圧迫力で、打撲などの急性外力が要因となって生じるものです。3つ目は、持続的牽引・圧迫・絞扼力で、例として上腕骨外課骨折後の外反変形などに見られます。4つ目は、薬物注射による神経損傷が要因となって生じます。

引き抜き損傷の検査と診断
引き抜き損傷の検査方法は、まずその症状の重さを見るところからはじめます。具体的には、それが自然に回復するものと判断できるものか、それとも手術を行うべきだと判断できるものかに二分されます。そのためには、患者と医師のやりとりから始まり、脊髄の造影を作成し、そのほかにはCTスキャンやMRIなどの画像検査や電気を用いた診断方法が用いられます。

引き抜き損傷の治療方法
引き抜き損傷の治療法は神経移植手術が用いられます。手術で患部を切開し、神経が移植可能と判断されると直ちに神経移植手術が始まります。神経移植手術が無理だと判断されると肩関節固定術や多数筋移行術が行われます。早い段階で手術できれば神経移植手術できる可能性が高まりますが、状態が悪いと肩関節固定術と多数筋移行術で凌ぐことになります。

引き抜き損傷の初診に適した診療科目

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