特発性浮腫はどんな病気?
特発性浮腫は特別、原因が無いにも関わらず全身性の浮腫を周期的に繰り返す病気です。女性に多い病気で、浮腫は体位の影響を受けます。原因は分かっていませんが、アルドステロン系の活性化や毛細血管の透過性の亢進、自律神経の異常などと推測されています。治療法はありませんが、1日の塩分摂取量を約5グラム以下に制限すると効果的とされています。
特発性浮腫の主な症状は?
特発性浮腫の症状が、よくあらわれる時刻は夕方に顕著にでやすくなっています。下肢や手などにでる他に顔や腹部などにも認められるものになっていきます。朝と夕方の体重差がとても多くでてしまい疲労感であったり不安感などの精神的のものがでてくる場合があります。また浮腫は立位の状態で誘発される事がおおくなっていくものになっています。
特発性浮腫の主な原因は?
特発性浮腫の原因は不明といわれていますが、毛細血管の透過性の亢進や自律神経などに異常がでている場合に発症しやすくなっています。このほかにストレスの多い仕事などに従事している場合などのストレスが多い場合になりやすいものです。またホルモンバランスなどが崩れてしまっているときなどにもかかることが多くなっていくものになっていきます。
特発性浮腫の主な検査と診断方法は?
特発性浮腫の検査方法は、尿検査、生化学・電解質・内分泌検査などを行い一般的な浮腫の原因を除外します。水やナトリウムを摂取した時に、寝ている時に比べて起きている時の排泄が減っているときにその可能性を疑います。エストロゲンの影響によって水やナトリウムがたまるために起こる月経前浮腫とも区別されます。また、習慣的な嘔吐や利尿剤・下剤の使用状況も確認します。
特発性浮腫の主な治療方法は?
特発性浮腫の治療法としてもちいられていくものが、まずは塩分摂取の制限を行っていきます。一日あたりの塩分摂取量を5g以下に制限をしていきます。精神的なことも考えられますので病気について理解し安心していくことも大切になっていきます。使用する薬剤としては、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などをもちいていくことが有効となっていきます。
特発性浮腫の初診に適した診療科目