浮腫

初診に適した診療科目

浮腫はどんな病気?

浮腫は、血液中の血しょうが細胞間に染み出し、主に足などに溜まった状態のことを指します。特徴としては肥満と違い、触るとへこみが出来ます。運動不足や不規則な生活習慣などでも起こりますので、これ自体は深刻なものではありませんが、腎臓や肝臓、心臓疾患などといった様々内蔵疾患のシグナルとして現れる場合が多いという特徴を持ちます。

主な症状

リンパ浮腫の症状には潜伏期から第一期、第二期、第三期までのステージがあります。潜伏期のときにはまだむくみはあらわれておらず、リンパの量も正常なので気がつきませんが、その流れは衰えてきています。第一期にはまだむくみは軽く、皮膚もやわらかい状態です。指で押すと後が付いてへこみますがすぐにもとにもどります。第二期、第三期になるともう指で押しても引っ込まず放置して悪化すると象皮症とよばれる状態になります。

主な原因

浮腫の主な原因は内臓疾患にあると言われています。心臓や肝臓、腎臓、甲状腺の異常や悪性腫瘍などが引き起こしている可能性があります。その他では、脚であれば長時間の立ち仕事の影響や合わない靴を長時間使用した、などが考えられます。症状が身体の内的なもの、外的なものの両方において健康な身体に対する黄色信号であるとよく言われています。

主な検査と診断

浮腫は、問診・視診・触診といった検査方法で、ある程度の発見と判断は可能となりますが、この病気の原因をより詳しく探るためには超音波検査や血液検査・尿検査・心電図・レントゲン検査といった一般検査、さらにはCT・MRI・四肢別体組成計・身体測定といった検査も行う必要があります。この病気の発見・判断は比較的容易ですが、原因まで深く探るためには多くの検査を必要とするのです。

主な治療方法

リンパ浮腫の治療法は、大抵が体への負担が少ない保存的治療と外科的治療に分かれます。外科的治療のは場合は、手術になり、リンパ誘導手術、リンパ管静脈吻合が主に行われます。保存的治療は基本となる治療で、複合的理学療法や生活の見直しを行い、バランスの取れた食事、適切な運動やマッサージでの治療をします。通院での治療がおもですが、場合によっては入院せざる負えない場合もあります。