生理的口臭 セイリテキコウシュウ

初診に適した診療科目

生理的口臭はどんな病気?

生理的口臭とは、何か特定の病気が存在しない状態で、口臭が観察されるケースを指します。例えば、朝起きてすぐなどは、健常者であってもある程度の口臭はだれにでも観察されるといわれています。これ自体が特に問題になるものでもありませんが、中にはこの生理的な口臭を必要以上に気にしてしまうようなケースがあります。そのようなケースでは、心療内科的な治療が行われる場合があります。

主な症状

生理的口臭においては、起床時など、唾液の分泌機能が低下している状態で口臭が観察されます。特徴としては、そのほとんどが唾液の分泌量の低下によるもので、病的なものなど、それ以外の原因でおこる口臭とは区別されています。におい以外の症状としては、唾液の減少による口腔内の乾きや不快感などが発生するケースがあると考えられています。

主な原因

生理的口臭には、いくつかの種類があります。ほとんどの口臭の原因は、唾液の分泌量の減少によるものと言えます。唾液の分泌量の減少の理由として、睡眠・疲労・ストレス・空腹などがあります。唾液の分泌量の減少以外が理由の口臭には、女性の生理中の口臭があります。こちらはホルモンバランスの関係によるものです。どうしても気になるなら、歯磨きなどで対応しましょう。

主な検査と診断

生理的口臭の検査方法はいくつかあります。みじかなものだとビニール袋にはぁーと息を吐いて臭いをかいでみたり、また口臭測定器などを買って測定してみたり、歯科医院など口臭測定器が設置されているところで測ってみることもできます。その他にはオキシドールを含んだ水を口に入れて吐き出してみて吐き出した水に泡が多く出た場合も口臭が強いということのようです。

主な治療方法

生理的口臭の治療法は、健康な口腔の生理機能を整えることが重要となってきます。市販の口臭を消すスプレーなどでは根本的な解決はできませんし、だれにでもあるものなので、いかに自分の口臭をコントロールしていくかということになります。とくに治療というものはありませんが、寝る前の歯磨きあとに、口臭にこうかのあるマウスウォッシュ剤を使用することなどで気にならなくなります。