尋常性ざ瘡

別名:にきび

尋常性ざ瘡はどんな病気?

尋常性ざ瘡とは皮膚の毛穴が詰まって細菌に感染し炎症を起こす症状です。俗にニキビや吹き出物とも呼ばれています。多くの場合はストレスや食生活の乱れ、睡眠不足などが原因です。そのため生活習慣の改善と共に症状も良くなっていきます。合わせてニキビ治療の抗菌剤や漢方薬をを使用したりビタミンBやビタミンCの摂取を行うこともあります。

主な症状

尋常性ざ瘡の症状とは初発の部位でもっとも多いのが前額になります。そして年齢と共に頬や下顎にも増えていきます。 発疹は白色面皰もしくは黒色面皰で始まり、赤い丘疹、膿疱、痂皮、嚢腫、瘢痕といろいろな発疹が同じ場所に混在して出来るのが特徴といえます。初発は思春期の約13歳から始まり、成人までに90パーセント以上がこの病気を経験することとなります。

主な原因

尋常性ざ瘡の原因は、思春期においてのホルモンの変動です。とりわけ、男性ホルモンであるアンドロゲンの作用によって皮脂腺の分泌が多くなりますが、遊離脂肪酸の刺激によって毛嚢の出口に角質増殖が起こると、毛穴が塞がり皮脂が溜まり、発疹ができてしまいます。そして、毛嚢の出口に巣食っているアクネ菌の作用により、炎症が起こるのです。

主な検査と診断

尋常性ざ瘡の検査方法とは、一般的に詳しい検査は行わないです。これは別名ニキビであり、誰にでも起こる皮膚の症状であり、出来ている場所や患部の状態を見る事で直ぐに診断する事が可能になります。病院に行かなくても患者自身が、ニキビだと分かる程ポピュラーな症状なのです。皮膚科を受診すれば、特別な検査をせず、その見た目で直ぐにニキビだと診断が下されます。

主な治療方法

尋常性ざ瘡の治療法でもっとも大事なのが、毛穴に皮脂が詰まらないようにするためにも十分な洗顔をすることです。顔にできたニキビについては圧出器などを用いて内容物を押し出します。これは炎症の悪化を抑えるために行われます。また、毛穴を開かせる効果のある外用薬を塗ることで、ざ瘡の原因となるニキビの数を減少させる治療も行われます。

尋常性ざ瘡の初診に適した診療科目

尋常性ざ瘡に関連する病名