霰粒腫

初診に適した診療科目

霰粒腫はどんな病気?

霰粒腫とは、まぶたの深いところにある脂腺のマイボーム腺に、慢性的な炎症が起こり、腫瘤ができる病気です。瞼にしこりができ痛みはありませんが、目がゴロゴロした感じになります。急激に大きく腫れてしまった場合は目が圧迫され、痛みが出ることもあります。ステロイドを腫瘤に注射する治療もありますが、切開し切除することが必要なこともあります。

主な症状

霰粒腫の症状は目の違和感から始まります。目にゴミが入ったような感触で、まばたきをした際にそれが強く感じられます。しばらくすると目の内側もしくは外側にしこりができ、目で見て確認できるほど大きくなることも有ります。そのまま放っておくと場合によっては炎症が起き化膿し痛みを感じるようになります。最終的にはしこりが破裂し膿が放出されます。

主な原因

霰粒腫の出来る原因としては、マイボローム腺の分泌地物の排せつがうまくいかずに瞼の裏側の袋状のカプセルに貯まってしまって炎症が起きてしまったものです。それが、コロコロとした肉の塊の、腫瘍になってしまうこともあります。疲れや、不規則な生活をしていたり、ストレスを抱えていたり、大量の飲酒をしてりすると発生することがあるので、生活の改善が求められます。

主な検査と診断

霰粒腫の検査方法は、いずれも眼科での検査となります。目がころころと感じる事から本人の目への違和感が最初の病状を意識する診断となるでしょう。その後まぶたが腫れるなど検査せずにわかる状況に悩まされますから、医師の目視でも自身で感じられるごろごろした感覚や外見上の目視によって解る、はれ具合などの確認などで詳細に調べ病状を決定します。

主な治療方法

霰粒腫の治療はいくつか治療法があり、経度で自然治癒が見込めるようならば経過を定期的にみたりします。自然治癒に時間が掛かったり一向に症状が良くならない場合は手術もしくは手術が嫌ならステロイド薬を腫瘤に注射する治療をします。しかしステロイド注射で治らない場合は、手術が必要となります。手術は切開して原因を摘出します。成人は局部麻酔で充分ですが、小児の場合、全身麻酔が必要になります。