犬吠様咳嗽 ケンボウヨウガイソウ

初診に適した診療科目

犬吠様咳嗽はどんな病気?

犬吠様咳嗽という病気になると、喉が炎症を起こして声が出なくなったり、喉の痛みで食欲不振になります。症状が悪化すると、喉が腫れ上がって気道が細くなって食べ物を飲み込む事が出来なくなってしまいます。小さな子供が発症しやすい病気です。ウイルス感染が原因で発症します。小児科に通うことで咳止めの薬と、喉の炎症を治す薬を処方してもらう事が出来ます。

主な症状

犬吠様咳嗽は風邪のような症状が始まったと思ったら、吸気性呼吸困難を引き起こします。泣いても普段のような泣き声は出なく、ヒーヒーと息が漏れるような鋭い音がします。また犬が吠えたような声に似たケンケンという感じの乾いた咳が出ます。顔つきはとても苦しそうになります。鎖骨が交わる胸の真ん中の凹みが息を吸うたびにペコンペコンと凹みます。

主な原因

犬吠様咳嗽の原因は、ウイルス感染などによる喉頭の炎症によって発症します。喉頭が炎症を起こして腫れているために、咳が起こります。その咳の病状がまるで犬が吠えているかのような状態であるため、犬吠様という病名がつけられています。要因となるものとして、インフルエンザウイルスの感染やアレルギー、あるいは異物による閉塞が挙げられます。

主な検査と診断

犬吠様咳嗽の検査方法とは、まず患者の咽頭をライトで照らして炎症の度合いを検査します。胸に聴診器をあてて、咽頭の炎症により呼吸音に異常はみられないかを聞き取ります。呼吸に異常があれば脈をはかる検査も行います。症状がひどい場合には肺に炎症を引き起こし、肺炎の症状が現れている可能性もありますので、レントゲン撮影を行う場合もあります。

主な治療方法

ボスミンを吸引する治療法で、咳の症状を治して犬吠様咳嗽を治療することが出来ます。ステロイドを含んでいる点滴を受ける事で、咳き込みと肺炎の発症を抑制する事が可能です。細菌感染を起こしている時は、抗生物質を使用する必要があります。症状が軽い時は、喉や肺に負担がかからないように安静にしていれば、喉の腫れが治って治療を済ませることができます。