頸管無力症ケイカンムリョクショウ

頸管無力症はどんな病気?
子宮頸管と呼ばれる子宮の出口が通常、妊娠中にはしっかりと閉じており、子宮内の胎児を守っています。ですがまれに頸管が内側から開いていき、流産や早産になってしまうことがあります。これが頸管無力症です。不正出血や陣痛などの自覚がなく子宮口が開いてしまいます。原因については人工中絶や円錐切除があるとされていますが、原因不明な場合も多々あります。


頸管無力症の症状
頸管無力症とは、妊娠初期から子宮口が開いてしまう症状のことで、本人には自覚はなく、出血があったり、定期検診による内診での超音波検査で判明することが多いです。内診での超音波検査では、妊娠10週辺りから、兆候は見られますが確定診断には難しい部分が多く、早い時期から子宮口の開きがみられたら、ほぼ確定となり、経産婦になると繰り返すことがほとんどですので、初期のうちから治療対象となります。

頸管無力症の原因
頸管無力症は、体質的に頸管が弱い人がなると考えられています。また、人工妊娠中絶によって頸部に傷があったり、子宮頸部の円錐切除手術を受けたことが原因で起こることもあります。出産に至った妊婦のうち、数百人に一人ほどの割合で発生します。体質的な病気なので、これまでの妊娠で診断されたことのあるひとは、次回からも同じ症状を繰り返すことになります。

頸管無力症の検査と診断
頸管無力症の検査方法としましては、確実な診断基準がまだ無い事から、現段階では病状を正確に診断することはほとんど困難に近いです。しかし、経膣のエコー検査を行うことで、頸管長が短縮している事や内子宮口の開大傾向を捉えることが出来ます。このことは病状を知る上での大切な所見となります。経膣のエコー検査は妊娠の16週位から捉えることが出来るようになります。

頸管無力症の治療方法
頸管無力症の治療法としては、子宮口を縛る子宮頸管縫縮術というものがあり、経産婦で前回の妊娠でも無力症の症状があった場合は、繰り返すことが多いので、妊娠初期の段階で、この手術を行います。手術自体は簡単で入院期間も短く、経過が良ければ普通の生活が可能で、正期産になる頃、抜糸します。この手術は妊娠初期に適しており、妊娠中期以降や、子宮口の開きがみられている場合は安静が一番の治療となります。

頸管無力症の初診に適した診療科目

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