ぶどう膜炎 ブドウマクエン

初診に適した診療科目

ぶどう膜炎はどんな病気?

ぶどう膜炎とは、眼球の虹彩や毛様体といった部分に炎症をきたす病気のことであり、充血や、眼痛、急激な視力障害といった症状があらわれます。その原因は全身疾患によるものが多いので、前身の精密検査が必要となる場合もあります。ウイルス性のものや、糖尿病などの生活習慣病が要因となるときもあるので、それに合わせた治療法をとらなくてはなりません。

主な症状

ぶどう膜とは、脈絡膜、網様体、虹彩のことを3つまとめて呼びます。これらに炎症が起こるとぶどう膜炎になります。主な症状は、炎症により目がかすむ、ごみのような浮遊物が見える、光がまぶしく感じられるなど資格に異常が見られるほかに、充血、目の痛み、視力の低下などの変化も現れます。これらは徐々にひどくなるパターンと、一度治って再び繰り返すパターンと個人差があります。

主な原因

ぶどう膜炎にかかってしまう原因を検討します。これのもとはウイルスです。そのウイルスには、水痘・帯状ヘルペスウイルスがあれば、単純ヘルペスウイルスがあります。私たちは成人する頃にはすでにこれらウイルスにほとんど感染していますが、しかし私たちはこれに感染した後でも問題なく生活をすることができます。この病気は、これらウイルスの再活性化によって発症します。

主な検査と診断

ぶどう膜炎の検査方法は、通常行われる一般的な眼科検査の他、眼底造影や網膜断面構造解析などの特殊検査、血液検査、ツベルクリンの反応検査、X線の全身検査などがあり、これらを総合的に診断することで状態を把握します。場合によっては目の組織を採取することもあります。細かな問診が大切とされ、診断がつきにくい時は他の検査を追加する事もあります。

主な治療方法

ぶどう膜炎は、診断が難しく症状を確かめながら治療法を調整していく対症的な治療が中心となります。そのため病院に一定間隔で通院し、その都度、医師の指示を確認することが大事です。治療は基本的に薬による内科的治療です。病気の状態によって使う薬は異なり、また使用方法も点眼や内服・注射・点滴など様々です。ときには目の手術が必要となる場合もあります。