原因不明不妊

初診に適した診療科目

原因不明不妊はどんな病気?

原因不明不妊とは、検査をして女性側にも男性側にもはっきりとした原因が見られないのに、自然妊娠が望めないという症状のことです。大抵の不妊治療の場合は、カップル両者の検査をすることでどちらかに原因が見られ、治療を開始することができるのですが、原因不明の場合は治療を施すことが難しくなってしまいます。ただ自然妊娠が可能であるかもしれないので、あまり意気消沈しすぎないことが大切です。

主な症状

原因不明不妊の症状とは、名前のとおり様々な検査をしても原因が見つからない不妊状態になることです。原因がわからないので、本人もなかなか大掛かりな不妊治療に踏み出せません。しかし、実際は何らかの不妊原因が隠れていることが多く、治療をしない周期では妊娠率は3パーセントととても低くなります。また、治療をしなくても三年以内に妊娠する確率は60パーセントあるともされています。

主な原因

原因不明不妊で、不妊症のカップルの中には、女性・男性共に全ての検査で問題なく、はっきりした問題を特定出来ない場合があります。このことを、この病気に決定するほか機能性不妊症ともいいます。これは、本当は不妊症の問題はあるけれど、それを特定出来ない場合と、本当に問題がない場合と両方を含むことになってしまうのが、特徴なのです。

主な検査と診断

原因不明不妊の検査方法と言うのは、色々とあります。まずは、言うまでもありませんが、卵子なり精子なりを調べます。医学的に調べることになります。これが第一です。もう一つは問診です。問診で生活習慣などを把握します。生活態度が悪い、つまり不健康な生活をしていないか、と言うことを確認するわけです。こうした方法がありますので、覚えておくことです。

主な治療方法

原因不明不妊症は、不妊原因が見いだせないので様々な治療法を試していきます。タイミング性交と呼ばれる方法で、排卵周期に合わせた性交を数ヶ月間試しても妊娠できないときは、人工授精に切り替えて数ヶ月試してみます。これでも妊娠が確認できない場合は、排卵誘発剤による過排卵刺激法を数ヶ月行います。最終手段として、体外受精や胚移植法を行います。