糸状疣贅はどんな病気?
糸状疣贅は、外部からのきずなど刺激を受けやすい部位特に、手や指、足のそこの部分、膝や顔の表面などによく現れます。ささくれだった部位に傷を受けるとその部分が感染を引き起こし、何ヶ月も経つとつやのある皮膚と同じ色の1ミリくらいの大きさの膨らんだ発疹が出来るようになります。それが次第に大きくなって表面を角質かさせ固く灰色になってきます。
主な症状
糸状疣贅とは、人間の皮膚にできる表皮病変です。症状は、瞼や顔、首、口唇に細長い形をした腫傷ができます。ですが、この腫傷は良性なので、簡単な治療で治すことができます。また、大抵は時間が経つと共に消えていくので、心配する必要はありません。しかし、自然に消えない疣贅は治療を行っても、同一の箇所、または異なる箇所に再発します。
主な原因
糸状疣贅は、ひとつはパポー科ウイルスに属するヒトパピローマウイルスの感染によってできるものがあります。ヒトバピローマウイルスは、約80種類の異なる型が存在しているので、原因もいくつものウイルスが重なり合ってできているものなのです。もう一つは、老人性の顔イボです。皮膚の老化によるものだけでなく、遺伝的な要因も関係しているといわれています。
主な検査と診断
糸状疣贅の検査方法とは、まず専門家であれば見た目で直ぐに分かります。しかし詳しく調べる必要があれば、イボの組織を詳しく調べる必要があります。まず組織を調べるには、患部を少し採取する必要がありますから、直接メスやハサミ等でイボの組織を採取します。それを顕微鏡に写し出してそのイボの組織構成を詳しく調べます。すると確かな病名を知る事が出来ます。
主な治療方法
抗がん剤を患部に注射する治療法で、糸状疣贅を治すことが出来ます。間隔を置いて抗がん剤を注射することで、完全に治すことが出来ます。症状が軽い時は、抗生物質やブレオマイシンが配合されている塗り薬を患部に塗る方法で発疹と水疱の治療を行なう事が可能です。疣贅を切除する手術を受けると、短期間で治すことが出来ます。レーザーで疣贅を焼く治療も効果的です。
糸状疣贅の初診に適した診療科目
糸状疣贅に関連する病名