レプラ

初診に適した診療科目

レプラはどんな病気?

レプラとは、感染症の一種です。具体的にはらい菌によって起きる慢性感染症のことです。症状としては、神経症状が主となります。一般的には、ハンセン病と呼ばれることが多く、従来に比べると治療はしやすい傾向にあり、それほど危険な病ではありません。治療は入院しなくても可能です。薬物治療で大抵は治りますし、治療後の副作用も基本的にありません。

主な症状

レプラの症状としては、知覚麻痺、末梢神経肥厚、神経痛といった神経障害です。また指が曲がったり、顔面神経の運動麻痺ということも起こります。黄褐色から赤褐色の発疹や隆起した結節が全身に左右対称に現れて、顔や頭髪、眉毛、まつ毛の脱毛を起こすことがあるL型と、末梢神経組織内に赤褐色の乾いた紅斑が生じるT型の2つに分けられます。

主な原因

レプラの原因は、主にらい菌に感染する事によって発症する感染症です。皮膚の外傷や粘膜の損傷が行われた場合にこのらい菌によって感染症が起こることが大きく挙げられます。また伝染による感染は一般的にはほとんど認められず、直接傷口からの感染が一般的です。また、免疫不全を患っている方は特に感染しやすく、一般に比べて感染する可能性が格段に飛躍します。

主な検査と診断

レプラの検査方法は、らい菌を検出することによって行います。この病気を引き起こしている原因菌が、らい菌であるため、まずはこの菌が患者の体内に存在するかどうかを検査します。皮膚スメア検査や抗酸菌染色検査、また、らい菌の遺伝子を証明する検査などを行います。また、皮疹部や体の神経学的検査をチェックすることによって、病気を特定します。

主な治療方法

ジアフェニンスルホンの投与を受けると、レプラによる神経痛を緩和することが出来ます。リファピジンを服用すると神経麻痺を治すことが可能です。クロファジミンを飲むことで、発心や斑点の発症を防ぐことが出来ます。症状が重い時は、ジアフェニンスルホンとリファピジンを併用した治療法を受けると、神経の痛みと麻痺の症状を効果的に和らげる事が出来ます。