外反扁平足 ガイハンヘンペイソク

初診に適した診療科目

外反扁平足はどんな病気?

外反扁平足とは、足の裏に土踏まずがなく、尚且つ踵の骨の部分が垂直になっておらず、ハの字のように内側に倒れこんでいるような状態のことを指します。主な原因としては骨格上の問題など、先天性のものがほとんどです。それ故こちらの病気は成人した人よりも子供によくみられるとされています。成長過程で改善されるケースが多いですが矯正が必要な場合もあります。

主な症状

外反扁平足にみられる症状は、このアライメント異常の程度によって異なると考えられます。軽度のアライメント異常であれば、日常生活を送る上では特に問題が見受けられないようなケースもあれば、アライメントの異常が重度のような場合は、特に歩いたり走ったりする運動量が増加するにつれ、かかとやアキレス腱などの痛みが見受けられるようになります。

主な原因

外反扁平足とは一般的には、偏平足と呼ばれている症状のことです。この原因としては小児のときに立ち上がった際に土踏まずが上手く形成されることがなかったときに起きてしまいます。そのため小児期に治療をして矯正しておかないと、成人になってからでは治療は困難なのです。多くの場合、土踏まずサポートや土踏まずを形成する靴を着用することで治療できます。

主な検査と診断

外反扁平足とは、接地時に足の裏の土踏まずがないためにベタ足になっている状態です。赤ちゃんであると皆ベタ足になっているので特に心配はありません。検査方法については、立ち居や歩行の状態を観察して土踏まずがあるかどうか確認することが第一ですが、足形を取ってみるとはっきりと診断できます。重度の場合はエックス線により足の位置関係を見ることが必要です。

主な治療方法

外反扁平足であっても、必ず特定の治療法が必要になるというわけではありません。これによって足部やアキレス腱などに痛みや炎症などが生じた場合には治療の対象となると考えられます。そういった場合には、激しい運動やスポーツが原因であるときは、それらを中断し、患部の安静状態を維持します。炎症や傷みがひどいときには、鎮痛剤を処方することがあります。