水痘・帯状疱疹ウイルス スイトウ タイジョウホウシンウイルス

初診に適した診療科目

水痘・帯状疱疹ウイルスはどんな病気?

水痘・帯状疱疹ウイルスは初めて感染したときには、発熱と全身に発疹や水痘がでる病気です。一度感染すれば身体の中にウイルスが持続潜伏感染しています。ですから何かの拍子にウイルスが活発になり、活動を始めると帯状疱疹を発症してしまいます。この病気は顔や胸、お腹や上、下肢などの片側に水疱が帯状に現れてきます。唾液感染や接触感染で感染するので注意が必要です。

主な症状

水痘・帯状疱疹ウイルスによる症状を説明します。まず水痘(水ぼうそう)は全身の至るところにかゆみを伴う赤い発疹が広がります。同時に発熱もします。最初は赤いブツブツが出て、水ぶくれや膿みを持ったものになり、最後はかさぶたになります。帯状疱疹は、最初は神経痛のような痛みが出て、発熱します。しだいに赤い発疹、水ぶくれが神経に沿って帯のように出てきます。

主な原因

水痘、帯状疱疹になる理由は ヘルペスウイルスの仲間である水痘・帯状疱疹ウイルスが原因です。 唾液、または内容液から飛沫感染するかもしくは接触感染をしうつります。帯状疱疹も、家族や同室 などで濃厚で決定的な接触があれば感染してしまいます。 水痘、帯状疱疹ウイルスの 潜伏期間 は2~3週間で治ります。多くのひとは14~16日ぐらいと言われています。

主な検査と診断

皮膚に発疹ができる水痘・帯状疱疹ウイルスは、ヘルペスウイルスです。感染の診断には抗体検査が用いられ、検査方法は、ヘルペスウイルスに対する抗体をEIA法を用いてIgG抗体を検出する血清学的な検査があります。エンザイムイムノアッセイと呼ばれるEIA法とは、抗原抗体反応と酵素反応を利用して測定する検査です。その他には、CF法やIAHA法などがあります。

主な治療方法

水痘・帯状疱疹ウイルスの治療法は症状の程度において、抗ウイルス薬を使用します。状態がひどい場合は入院しなければなりません。そして抗ウイルス薬の点滴治療を行います。軽度ならば抗ウイルス薬の外用使用、または局所治療だけを行います。抗ウイルス薬はウイルスを抑えることには有効ですが、完全にウイルスを消滅させることができません。