機能性出血 キノウセイシュッケツ

初診に適した診療科目

機能性出血はどんな病気?

機能性出血とは月経以外の子宮内膜からの出血のことです。卵胞ホルモンと黄体ホルモンンの分泌のバランスが崩れることが原因になります。消退出血と破綻出血の2通りがあります。消退出血はエストロゲンやプロゲステロンの服用を続けた時に起きる子宮出血です。破綻出血はエストロゲンやプロゲステロンの濃度が減少した時に起こる不正出血です。

主な症状

機能性出血の症状とは、生理の時期では無いのに出血が現れます。それは少量の出血で一日で終る時もあれば、だらだらとまるで生理のように出血が長引く場合もあります。時にこの出血が数ヵ月続いて出血が止まらなくなると言う事もあります。この場合は長期間の出血により貧血も引き起こします。これらは生理周期に関係なく、突然出血が現れます。

主な原因

機能性出血の原因とは、ホルモンバランスが何らかの事情で崩れてしまう事で引き起こされます。女性の生理のメカニズムには黄体ホルモン、卵胞ホルモン等の分泌が深くか関わりを持ちます。正常にホルモンが分泌されれば、正常に生理は起こりますが、これが不規則になれば排卵も正常に行われず、無排卵出血等の不正出血が引き起こされるようになります。

主な検査と診断

機能性出血とは、異常が見られない子宮内膜から出血のことで、月経以外のものをいいます。この症状の検査方法としては、基礎体温表の評価、血液検査による卵巣ステロイドホルモンならびに脳下垂体のホルモン測定、排卵の有無を測定することで検査します。異常がある場合には、女性ホルモンであるエストロゲンを静脈注射して投与することで治療します。

主な治療方法

機能性出血の治療法とは、まずホルモン剤を服用します。これは決められた期間と回数を必ず服用する事が大切です。ホルモンを薬で強制的に分泌させ、バランスを整えて行くのです。そして排卵が正常に行われていない場合には強制的に排卵を起こす排卵誘発剤も使用されます。これらの薬を服用する事でホルモンバランスが正常に働きだす効果が期待されます。