萎縮性鼻炎 イシュクセイビエン

初診に適した診療科目

萎縮性鼻炎はどんな病気?

萎縮性鼻炎は慢性鼻炎の一つです。鼻の粘膜が薄く硬くなり、鼻腔が広がり乾燥してしまい、かさぶたができてしまい、悪臭を発します。鼻血が出ることも多く、嗅覚も鈍くなります。女性に多くみられますが原因は特定されていません。治療にはまずかさぶたができることを防ぐために、抗生物質を塗布します。さらに点鼻薬や内服薬により治療をしていきます。

主な症状

萎縮性鼻炎の症状は、鼻に入ったゴミや埃などの異物を取る突起の細胞が失われ、身体の外へゴミや埃の異物を排出する粘液を出す器官も機能しなくなってしまい、汚い瘡蓋が鼻の中に多量に付くようになり、鼻からの大量出血や悪臭がするようになります。また、詰まりや頭痛も起こり、臭いがわかりにくくなります。その他、喉の乾き、痛み、違和感が出るようになります。

主な原因

萎縮性鼻炎が生じる原因としては、ビタミンAやDが慢性的に不足している状態であることが挙げられています。これらのビタミンが不足していることで抵抗力が低下することが多く、それに伴って発症する要因となります。また、女性の場合はホルモン異常による発症も考えられ、様々なホルモンのバランスが崩れることで病気が引き起こされる理由となることもあります。

主な検査と診断

萎縮性鼻炎の検査方法としましては、特別な検査をしなくとも診察するだけで、鼻の中が広くなっており、瘡蓋が鼻の中に多量に付着していることで診断できます。それに最大の特徴である独特の臭いを発しているので診断は比較的容易です。臭いは悪臭であり、腐った臭いがします。しかし自分自身は鼻炎によって嗅覚が鈍っているので、自覚しずらいです。

主な治療方法

萎縮性鼻炎の治療法は副腎皮質ホルモンなどのステロイド剤を使います、副腎皮質ホルモンは効果が確実なので、副腎皮質ホルモンに過剰反応を示す人以外には必ず治療に使用します。副腎皮質ホルモンと同時にビタミン剤も内服して鼻腔内の粘膜が粘度を取り戻せるようにします。冬の空気が乾燥する季節には点鼻薬をさして鼻腔内が乾燥しないようにします。