ビタミンa欠乏症 ビタミンエーケツボウショウ

初診に適した診療科目

ビタミンa欠乏症はどんな病気?

ビタミンa欠乏症とは、ビタミン不足によって起こる症状のひとつである。症状としては、暗順応が遅くなる夜盲症(やもうしょう)が挙げられます。さらにビタミンaの欠乏が進むと、眼の乾燥や視力の低下などの症状も起こります。この原因は主に摂取不足が考えられており、現在でも発展途上国では深刻化されている問題です。治療法としてはビタミンaを内服または筋肉注射することで数日~2週間で改善が見られます。

主な症状

ビタミンa欠乏症で現れる症状は、初期の段階では、ビタミンAから作られる網膜内のロドプシン物質は、ビタミンAの欠乏によってロドプシンが作られなくなる結果、眼が暗さに慣れなくなる夜盲症が現れます。更にはビタミンAの欠乏が進むにつれ、眼の乾きや涙の分泌減少、視力の低下までもみられてきます。他には皮膚の乾燥、粘膜の乾燥にも繋がります。

主な原因

ビタミンa欠乏症の原因とは、人参やほうれん草などの食品に多く含まれ、小腸や肝臓などの体内でビタミンaに作り変えられる、ベータカロチンの摂取量が不足してしまうことがあげられます。また、体内で作られたビタミンaを全身に運んでくれる血液中のタンパク質が、重度の怪我や、火傷などの影響により減少し、ビタミンaの摂取量が減少したと身体が感じた場合にも症状が現れます。

主な検査と診断

ビタミンa欠乏症の検査方法としては、まず問診を行った後、皮膚に発疹などがないかなどを診ます。続いて眼の検査で視力検査や視野の検査が行われたり、この病気の初期の症状でもある暗順応障害といって暗い場所でどのくらいの光を感じることができるのかなどの検査を行います。また他にも?状体暗点測定や網膜電図検査などが行われることもあります。

主な治療方法

ビタミン剤の大量投与で、ビタミンa欠乏症を効果的に治療することが出来ます。症状が悪化している時や網膜に異常がある時は、筋肉に直接ビタミンAを注射することで短時間で症状を緩和させる事が出来ます。視力の低下や粘膜の炎症などの症状がある場合でも、ビタミン剤を使用した治療法で炎症を治すことが出来ます。再発を防ぐために、定期的にビタミン剤の投与を受ける必要があります。