骨盤位 コツバンイ

初診に適した診療科目

骨盤位はどんな病気?

骨盤位とは、いわゆる逆子のことです。子宮内の胎児が、子宮口に下半身を向けた状態で育っている状態をそう言います。妊娠中期までにはよく見られる状況で、妊娠後期まで胎児がそのままでいることは稀です。逆子であると分かったら、妊婦はそれを直すための体操をして、無理をしない程度に胎児の向きを調整していきます。大抵の場合は体操をすることで直ります。

主な症状

骨盤位とは別名を逆子ともいい、通常の胎児の頭の位置と頭の向きが逆さまのことをいいます。自覚症状は全くといっていいほど無く妊婦健診で分かることがほとんどです。胎児の頭が母体の胸の方へくるので胃を圧迫して息苦しくなったり疲れやすくなったりします。分娩の仕方が変わってくるので逆子を治すことを目的とする体操を行ったりして通常に戻します。

主な原因

骨盤位の原因は女性の骨盤が小さいためです。骨盤が小さいと胎児の居場所が安定せず不安定になってしまうのです。慎重の低い女性は必然的に骨盤も小さいので胎児の位置が安定せずに逆子になりやすく、骨盤以外では子宮に問題があるときに逆子になります。母側ではなく胎児側に成長異常があると母体内で一箇所に定着せずに逆子になり発症します。

主な検査と診断

お母さんのおなかの中で自由に位置を変えている児も、お産に近づいてきて大きさもある程度成長した7ヶ月頃には、頭を下にして頭位で落ち着くことが大半です。その頃、頭が上だと骨盤位となり、さかごの検査方法は、妊婦検診の超音波検査がもっともポピュラーです。胎動のある位置でお母さん本人が気づくこともあります。医師の触診でもわかる場合もあります。

主な治療方法

骨盤位の治療法は、灸治療や生活改善で行われる場合があります。灸治療は早めに通うと、赤子の位置が正しい状態へと向きやすい傾向にあります。生活改善は母親がストレスを感じない生活であったり、栄養バランスを気遣った食事などで改善します。この他には、足を温めるといった方法もあります。足を温める理由は、母親のお腹を温めるためです。