マールブルグ病はどんな病気?
マールブルグ病は、悪性の伝染病です。げっ歯類が保有するとみられているウイルスが人間に感染して発症しました。はじめに高熱、頭痛、下痢、嘔吐などが見られます。その後体に発疹、班が見られるようになり、最終段階では腎臓や肝臓に障害を起こすために死亡する場合もあります。治療法にはこの病気の回復期にある患者の血漿の注射をすると効果があります。
マールブルグ病の主な症状は?
マールブルグ病は、ウイルス感染による悪性の伝染病で、感染すると症状のない潜伏期間4日~9日を経て急に発症し、高熱や全身倦怠感、頭痛、下痢、嘔吐、筋肉痛、などが現れます。その他にも、痒みのない斑点状の発疹が顔などから始まり全身にみられます。進行し重症化すると、体のいろいろな部分から出血したり、肝障害や腎不全などが生じて約20%の人が死に至ります。
マールブルグ病の主な原因は?
マールブルグ病は、フィロウイルス科の「マールブルグウイルス」に感染することで引き起こされます。このウイルスはアフリカミドリザルが保有するウイルスであるとされ、このアフリカミドリザルに接触したりすることでヒトへの感染が引き起こされるのです。このように、この病気の原因はアフリカミドリザルが保有する「マールブルグウイルス」にあるのです。
マールブルグ病の主な検査と診断方法は?
マールブルグ病の検査方法は、症状が他の熱帯病にも似ている事から問診や目視検査だけでは判断がつきにくいです。そこで患者の血液等を採取し、ELISA(酵素結合免疫吸着法)試験やポリメラーゼ連鎖反応(PCR)試験を行い、ヴィールスの有無を確認します。ただし初期症状段階ではELISAもPCRでも発見は難しく、病状がある程度進行している必要があります。
マールブルグ病の主な治療方法は?
マールブルグ病とは、マールブルグウイルスによる悪性の感染病で人から人に伝染します。この病気の罹患者からの飛沫感染や、皮膚の小さな傷からウイルスが入り込み感染します。確立された治療法はなく、症状を軽くするための集中治療が中心となります(対症療法)。最近、この病気の回復期にある人の血漿の注射が、有効であることが分かってきました。
マールブルグ病の初診に適した診療科目