初診に適した診療科目

痔はどんな病気?

痔は肛門付近の静脈が鬱血(血が滞る)する事によって肛門の外側・内側に症状がみられ、排便時や日常生活時に不便を伴う場合があります。発生原因は我慢・便秘・下痢・刺激物摂取と様々であり、我慢をすると血が肛門部に溜まりやすくなるので注意が必要です。毎日決まった時間に排便する習慣を身につけておけば、この症状に悩まされることはありません。

主な症状

痔の症状とは、まず排便の時に出血があります。便が通過する時に肛門が切れたり、イボを刺激するからです。時に沢山の出血があり血で真っ赤になった便器をみてびっくりする時があります。イボが肛門から飛びでている場合は椅子に座るとイボを圧迫してしまうので激痛を伴います。そしてお尻に何か挟まっているような違和感を覚える時もあります。

主な原因

日本人の痔の原因多くが肛門の周りの血流が長時間虚血状態になって起きているのです。その多くが便秘か長時間同じ姿勢で座ることで起きています。そのため便秘ぎみの方や長距離を運転する運転手などはお尻にそのような突起物ができやすくなるので注意が必要なのです。症状が進むと切れて肛門から突起物が出てきますので早めに治療を受けることが重要です。

主な検査と診断

痔の検査方法は、とても、簡単です。肛門にクスコのようなもので、広げて確認します。それにより肛門内のも確認することが可能です。肛門内にできることがとても多いいので、一つと思っていたらなかにもあったということは、よくあります。検査をして発見することにより、切除するのか、経過観察かを決めます。また、薬によりなおる場合もあります。

主な治療方法

便秘やストレス・生活習慣や疲労から起こりやすく、治療にもいくつかの種類があります。自宅で市販薬を使用して症状を軽減する方法と、手術で痔の核を切り取る方法。現在は切り取らない手術もあり、患部に注射やレーザーで脱肛・出血する場所を小さくする治療法もあります。治療をすれば再発しないというわけではなく、治療した後のケアも大切になります。

・排便時に肛門から痔が出ても自然に戻るようなら、座薬や軟こうで対処。
・重症の場合。これまでは痔の切除手術が一般的でしたが、最近は痔に薬剤を注射して血流を遮り、
固めて小さくする「ジオン注射療法」と呼ぶ治療法が普及してきました。
・ジオン注射療法
切除手術に比べて再発率がやや高いですが、再発しても繰り返し注射が可能。
局所麻酔で治療でき、治療中や治療後の痛みも軽い。入院期間も2~3日と手術の3分の1程度で済む。
日帰りで治療するケースもあります。