月経様出血 ゲッケイヨウシュッケツ

初診に適した診療科目

月経様出血はどんな病気?

月経様出血というのは妊娠の初期症状であり、生理の時と同じような出血がおこります。
これは、ほとんどの人が生理との見分けをつけることが難しく、見た目は見分けがつきません。
それゆえ月経様出血という名前がついていますが、出血の量は明らかに少なく、数日程度で終わるという特徴があります。着床出血とも呼ばれます。

主な症状

月経様出血は、月経開始予定日の1週間前あたりから月経開始予定日頃までに起こる場合が多く、月経がきたと間違える人もいるようです。
出血する期間は2〜3日程度と月経に比べると期間が短いことが多く、出血量も少なく、見た目は薄い鮮血、あるいはピンク色や茶色のおりもののように見えます。痛みはないことが多いです。

主な原因

月経様出血の原因は受精卵が着床するのに伴う出血です。
受精卵は絨毛という根のような突起物を伸ばして子宮内膜にもぐりこんで着床するのですが、その際に子宮内膜が傷ついて出血することがあります。
この着床による出血は妊娠全体の数%にみられるとされています。

主な検査と診断

月経様出血があると、それが妊娠によるものかどうか気になるかと思いますが、この出血が起きるタイミングではまだ時期が早すぎて妊娠しているかを診断することはできません。
妊娠検査薬を使用しても正しい結果が得られず、妊娠していても院生となることがあります。
生理予定日から7日以上経過してから妊娠検査薬を使用し、陽性であれば生理予定日から2週間後くらいに受診しましょう。
 

主な治療方法

月経様出血とは受精卵が子宮に着床したときの刺激による出血のことで、病気ではないので治療する必要はありません。
しかし、出血や腹痛がひどい時には進行流産や子宮外妊娠、または他の子宮の疾患が疑われるため、医療機関を受信することが大切です。