鼻骨骨折
鼻骨骨折はどんな病気?
顔の中ででっぱっている部分である頬骨や鼻の骨は骨折し易い部分です。特に鼻骨骨折は事故や殴られると言った場面だけでなく、野球やテニスのボールが当たると言ったスポーツの場合で鼻を強打した時にも発生する事が多いです。発生後すぐは、鼻からの出血や内出血、鼻の変形などの症状がみられます。鼻は顔の印象を左右する部分であるため、早めの受診と処置が必要とされています。
主な症状
鼻骨骨折が起きた時には、いくつか典型的な症状が現れます。その重症度にもよりますが、ほとんどの場合は鼻から出血をします。この鼻出血がひどければ、出血量も多くなり、場合によっては口の奥や喉の方に向ってその血液が流れていくようなケースもあります。また、外見上は、鼻全体が赤くはれ上がり、かなりの炎症を起こしますので、骨折の疑いがあることが容易にわかります。
主な原因
鼻骨骨折の原因は、そのほとんどのケースで同じだと考えられます。それはまず間違いなく、物理的な衝撃だということができます。何かがぶつかったりしたときの衝撃に、鼻骨が待耐え切れずに骨折してしまうというわけです。物理的な衝撃といっても様々ですが、よく見受けられるケースとして、スポーツ中の事故が挙げられます。ボールは鼻にあたった時などがそれです。
主な検査と診断
鼻骨骨折が起こっているかどうかの検査方法はいくつか考えられます。まず一番最初におこなう方法が、目で見たり手で触ったりして直接判断する方法です。患部が大きく腫れ上がっていたり、手で触ってみてぐらぐらするような感触があれば、経験的に骨折している疑いが大きいと判断できます。最終的には、レントゲン撮影などを行って確定診断をします。
主な治療方法
鼻骨骨折は、スポーツや喧嘩などで若い世代に多く見られる骨折の1つです。この骨折の場合は、鼻に太目の針金を入れて鼻を形成していく治療法を取ることが多くみられます。鼻の骨は、他の部位に比べて弱いので太目の針金で骨をささえ骨が、接合するまで針金をいれたままにしておく必要があるのです。この方法で約1ヶ月ほどで元に戻るはずです。