僧帽弁逸脱症 ゾウボウベンイツダツショウ

初診に適した診療科目

僧帽弁逸脱症はどんな病気?

僧帽弁逸脱症とは、僧帽弁が心臓の収縮期に左心房側に落ち込んでしまう症状で、健常者でも超音波検査を行えば数パーセントの確率で見つかりますが、わすかなものであれば特別に問題は無いですが、落ち込み具合では僧帽弁閉鎖不全症や不整脈が起こりやすくなります。また男性よりも女性に多いとされます。前述に書いたように特別重症や合併症がなければ問題ないです。

主な症状

僧帽弁逸脱症には、さまざまな症状があります。人によっては何も病気の兆候を感じないというケースもありますが、そのまま放置をしていた場合、病気が進行していく可能性もあります。一般的には不規則な胸痛やめまい、失神や不整脈などがこの病気の兆候とされています。また、重症の場合には僧帽弁閉鎖不全症に繋がってしまうこともあり、心不全や脳梗塞などが起こりえる可能性があります。

主な原因

僧帽弁逸脱症とは女性がよくなる病気で、男性の2倍の頻度です。状態も様々でエコー検査での僅かな以上から手術を必要とするものまでたくさんの状態があります。この病気は胸痛や不整脈による動機、めまい、失神が起こります。原因は特にありません。検査方法はエコー検査で診断し、詳しく調べる場合は経食道心エコー検査が必要です。ほとんどが治療を必要とせず大きな場合は手術をします。

主な検査と診断

僧帽弁逸脱症とは、僧帽弁が心臓の収縮期に左心房側に落ち込んでしまうという異常のことで、不整脈が起こりやすくなる病気のことです。女性に多くみられる病気で、症状がない場合でも超音波による検査方法で発見されることがあります。超音波による心エコー検査で逸脱の部位や程度、重症度が分かります。さらに詳しく調べたい場合には、経食道心エコー検査が必要となります。

主な治療方法

僧帽弁逸脱症の治療法は、不整脈による動悸や胸痛にはβ遮断薬を使用していますが、一般的には無症状の場合も多く、心機能も正常ですので、治療を必要としない場合が多いです。重症である僧帽弁閉鎖不全症を合併しているなら判断により手術されます。この場合は、僧帽弁を修復し自己弁を温存する僧帽弁形成術が良く行われます。人工弁置換術よりも早い時期に行われることがあります。