急性声帯炎

初診に適した診療科目

急性声帯炎はどんな病気?

声帯炎とは、声帯に炎症が起こり、声が出せなくなる症状のことをいいます。
急性と慢性があり、急性声帯炎はタバコの吸いすぎや、風邪、声の出しすぎなど、声帯に負担をかけた場合に生じます。
治療方法は反対に声帯に負担をかけないことです。飲酒喫煙を避け、あまり声を出さないことを心掛けましょう。
尚、治療を怠りますと慢性化し、手術が必要なほど悪化する恐れがあります。

主な症状

急性声帯炎の症状は、声帯に炎症に伴う腫れなどの現象が表れるものです。他にも、声が出にくい声枯れや、病状が重症になると声が出ないということもあります。
また、喉の痛みや発熱、喉の渇きやかゆみ、さらには、咳といったような体の病状が現れてきます。声帯は、腫れて厚くなり、高い声や細い声が出せなくなります。
病状が進行すれば、声帯の麻痺の病状を引き起こします。

主な原因

急性声帯炎の原因は、風邪と喉への負担が要因です。元々は風邪から始まることが多いです。
風邪のウィルスや細菌などに感染することにより、喉がいたくなるといった風邪の症状から声帯に炎症がおきます。炎症がおきた状態で喉を酷使する、つまり、大声を出したりすることをしたり、タバコやお酒により、声帯に負担をかけることにより、発症します。

主な検査と診断

急性声帯炎の検査方法は、声帯をファイバースコープ使用の内視鏡検査または咽頭鏡検査で声帯振動の異常を検査することができます。
外来での検査が可能で、ファイバースコープもとても細いものなので患者さんは痛みを感じにくいです。
最初の問診でも声がかすれていたり声を使いすぎるような事がなかったかなどを尋ねられます。レントゲン検査やCT検査では声帯周囲を広く観察することができます。

主な治療方法

急性声帯炎の治療法は、一般的には発声を抑えてみたり、または炎症を抑えるための抗菌薬を飲用したり、消炎薬をを服用するなどの方法での治療がメインになっています。
普通はこれらの治療を行うことでほとんど改善するのですが、なかにはそれでも症状が収まらず、また適切な対応を怠ったりしたせいで悪化するなどの場合があります。そういった場合には切除するなど、外科的な治療をしなくてはいけません。