脊髄炎 セキズイエン

初診に適した診療科目

脊髄炎はどんな病気?

脊髄炎とは、免疫反応や何らかの感染により脊髄に炎症が起こる病気です。ウイルス感染の場合、急性に発症しますがエイズウイルスなど、徐々に進行する場合もあります。
症状としては両足の麻痺し、胸から下がビリビリとしびれたりするなど、下半身の麻痺を起こします。
治療法としては、まず安静が重要で副腎皮質ホルモンを使用します。また、早期からのリハビリも必要でしょう。

主な症状

脊髄炎は、感染や免疫反応がきっかけで起こる病気で、症状は予防接種やウイルス感染をしたあと、急に両脚が麻痺したり、胸から下方向にビリビリとする痺れが起きたりします。
また背中や腰に痛みを感じることもあり、膀胱直腸障害(排尿・排便の感覚がなくなり漏らす)を起きることもあります。発症すると髄液中のたんぱくの量や細胞数が増加し、急速に進行します。

主な原因

脊髄炎の原因はウイルスや寄生虫などによる感染症によるものや、膠原病などの合併症として発症する場合、多発性硬化症などの自己免疫に関係して発症するものなどが挙げられます。
中でもウイルス感染によるものが多く見られています。帯状疱疹やヘルペス、風疹、麻疹、サイトメガロウイルスなどの感染による発症が多く確認されています。
また、特に理由がわからない突発性の場合もあります。

主な検査と診断

脊髄炎の検査方法は、MRIによって行います。感覚障害がないかどうかというところを見てみて、それからその分布に応じたMRIを行うのです。そして圧迫性の病変や腫瘍性の病変がないかをチェックし、急性かそうでないかを判断します。
病気の原因は髄液の採取によるものが一般的であり、髄液からウイルスの抗原などがでてこないかを調べることでチェックすることになります。

主な治療方法

脊髄炎の治療法としては、抗ウイルス剤やアレルギー反応を抑えるステロイド薬の投与が一般的です。
また、投薬中に付随する炎症が起きている場合は個々の対応が必要です。呼吸困難であれば呼吸管理が必要ですし、排尿障害であればカテーテルなどを利用しての排尿管理が必要です。
一ヶ月程度の投薬治療の後、リハビリへと移行するのが一般的です。