神経膠腫シンケイコウシュ

神経膠腫はどんな病気?
脳には神経膠細胞と呼ばれる細胞があります。この細胞から腫瘍が発生してしまう病気のことを、神経膠腫といいます。主に壮年の人が罹ることの多い病気とされていますが、子供が罹ることもないわけではありません。この病気の特徴は、言語障害や手足の痺れなどの脳が関係している部位に機能障害が現れることです。主に手術による腫瘍の切除が行われますが、それに加えて放射線治療や免疫療法が行われることになります。


神経膠腫の症状
神経膠腫の症状は脳腫瘍に似ています。脳腫瘍と同様に、頭蓋骨の中に水がたまるため内圧が高くなり、それによって頭痛、吐き気、嘔吐などが起こります。内圧が極端に高くなると大脳と小脳にあるテントという膜の隙間が出来たり、脳と脊髄の連絡をする大後頭孔に向かって脳の一部が陥入し(脳ヘルニア)、突然意識が無くなったり、呼吸が停止するなどの深刻な状態になります。

神経膠腫の原因
神経膠腫の原因は、現在のところ判明していませんが、遺伝子的要因と環境的要因の両方が関係していると考えられています。遺伝子学的要因は、通常はがん化を促進するがん遺伝子の細胞分裂を、がん抑制遺伝子が停止させますが、何らかの要因でがん抑制遺伝子の機能が停止してしまうことにより、がん化します。環境的要因には、電離放射線などを浴びる環境にある人は発症のリスクが高くなります。

神経膠腫の検査と診断
神経膠腫の検査方法としては、脳神経外科や神経内科などで診察をうけ、コンピュータの断層撮影による検査やMRIでの画像検査が必要になります。MRIの検査では、脳の細部の診断まで可能で、そのケースに応じて造影剤を使用して精密な検査を行います。この検査の方法では、腫瘍の転移の具合や、腫瘍の悪性の度合いなども把握することが可能な為に、悪性である可能性が高いケースでは造影剤を用いる事が多くなります。

神経膠腫の治療方法
神経膠腫の治療法としましては、外科手術で腫瘍を摘出・切除する必要があります。しかし、脳幹、脳実質に浸潤する特徴があるので、境目が分かりづらく、腫瘍を完全に摘出・切除するのは非常に難しいものとなります。予後は、手術でどれだけの腫瘍が取れたかで大きく変わってきます。また手術後は放射線治療や化学療法、免疫療法が追加されます。

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