猿手

初診に適した診療科目

猿手はどんな病気?

猿手とは、手のひらを前に向けて腕を前に伸ばした時に前腕骨の長軸が上腕骨の長軸よりも極端に外側へ開いている状態のことを言います。

通常でもある程度は外側へ開いているが、それが通常以上の角度に開いているとこの病気となります。

神経が引っ張られることでしびれや痛みを感じ、麻痺することもあります、また、指を動かすことも困難な状態になったりすることもあります。

主な症状

猿手とはどんな症状かというと、掌を前に向け腕を前に伸ばした時に、肘の関節が直線より外側に曲がる状態の腕のことをいいます。

通常でも10度から、20度位は外側に向いていますが、その角度以上に開いた場合の嬌態をいいます。肘の神経のひとつである、尺骨神経がひっぱられることにより、しびれや、痛み、麻痺などが生じたり、指の曲げ伸ばしが困難になることがあります。

主な原因

猿手の原因は、日常生活や仕事での手の酷使や、手関節の骨折や脱臼、あるいは変形の後遺症などによるものです。

また他にも腱鞘炎や全身性の疾患、神経や筋といった部位の奇形も発症を呼び起こします。

また、女性においては、ホルモンの乱れによって、この病状をきたす可能性もあります。

さらに、発症のメカニズムが不明の突発的な症例も存在しています。

主な検査と診断

猿手であるかどうかを判定するには、単純で基本的な検査方法を採用することになります。

まず問診により、肘関節の状態を目視で確認します。

肘関節を最大限伸展した際に、一定基準以上のマイナス角度が見受けられた際には、この疾患が疑われます。補助的な確認の意味も含めて、肘関節を伸展した状態で、レントゲンなどの画像診断が用いられる場合があります。

主な治療方法

猿手とは、内反肘・外板肘のことです。治療法としましては、外科的手術によるものしかないのではないでしょうか。

特に、支障がなければ、温存療法で良いのではないでしょうか。

見た目の外観が気になるという方には、やはり、手術を受けるということになるのではないでしょうか。

まずは、整形外科で相談をしカウンセリングを受けてみることです。