疝痛 センツウ

初診に適した診療科目

疝痛はどんな病気?

疝痛とは腹部の臓器が痛むことによって、腹痛が生じてしまうものをいいます。臓器の壁を形成する平滑筋が異常に収縮することによって痛みが生じます。牛や馬に多い症状です。分類としては過食疝、痙攣疝、血栓疝、変位疝などがあります。過食疝は過食によるもの、痙攣疝は代表としてカタル性痙攣などが挙げられます。牛や馬の運動不足によっても起こる可能性があります。

主な症状

疝痛とは疼痛などの病気をしたときに伴う腹痛のことです。症状は様々な種類がありそれぞれに名前がつけられています。胃が極度に膨張する過食疝、寒くなった時の痙攣によって引き起こされる痙攣疝、腸内の容物が、停滞することによって起こる便秘疝、腸管内のガスが圧迫する風気疝などが主にあげられます。人間ではなく馬に多発する病気であったりします。

主な原因

疝痛を引き起こす要因になる疾病として挙げられるものとして、胆石症や尿管結石、胃潰瘍、回虫症、イレウスなど多々あります。また、便秘が原因になるケールも多く見られ、運動不足のよる筋力の低下や食生活の乱れなどから腸の動きが鈍くなってしまうために引き起こします。精神的なストレスによる場合もあり、必ずしも腹腔内臓器の疾病によるものとは限りません。

主な検査と診断

疝痛の検査方法は、複数存在しています。まずひとつは病院に行って腹部レントゲンをとってもらうことで、これをやれば影がうつりますから、それによって判断をすることができます。もうひとつはCTで、これなら体のどのあたりがどうなっているか、詳細な情報が手に入るのです。さらに造影剤を体内にいれることによって、より詳細な状況というものが把握できます。

主な治療方法

ストレスによって発生する場合が多く見られる疝痛には特別な治療法などはありません。強いていえば規則正しい生活習慣に努めて、気分転換などを上手に行うことによってストレスや不安などを取り除き、精神的に安定した生活を送ることができる環境を作ることでしょう。症状が強い場合には症状に合わせた薬の処方などの対症療法が行われることがあります。