メタボリックシンドローム メタボリックシンドローム

初診に適した診療科目

メタボリックシンドロームはどんな病気?

メタボリックシンドロームとは、訳すると(代謝)(症候群)という意味です。運動不足や食べ過ぎによって内蔵脂肪がつき、高脂血症や糖尿病、高血圧症のうち2つかかっていれば立派にメタボと言えます。異常にウエスト周りに脂肪がある体型の方は該当の可能性が高いと言えます。該当すると自覚を持ったら食事に気を配り、無理の無い範囲で運動を始める事がメタボ脱出の近道です。

主な症状

メタボリックシンドロームの症状は、ほとんど自覚できないことが多くあります。血圧が高くなる、血糖値が上がる、中性脂肪やコレステロールの値が上がる、おなかがぽっこりと出てくるなどが当てはまりますが、ただの肥満と似ているため、自覚せずに病気が進行することもあります。ただの肥満とは異なるものです。この病気が進行すると、命にかかわる心筋梗塞や脳梗塞が起きる可能性もあります。

主な原因

メタボリックシンドロームの原因としては摂取カロリーや摂取脂肪が多すぎる、塩分過多な食事をしている、アルコールを取りすぎている、運動不足である、バランスの悪い食事をしている、睡眠不足など不規則な生活を送っている、などが挙げられます。ライフスタイルの乱れや食生活の乱れから引き起こされる病気であるということがわかるでしょう。

主な検査と診断

メタボリックシンドロームの検査方法は、腹囲をはかることから始まります。息を軽く吐いた状態でへその高さの腹囲をはかり、正常サイズであるかを確認します。肥満でへそがしたの位置にある場合は、肋骨下縁と前下腸骨棘の中点の高さで測定します。次に血圧を測ります。血圧は基本的には二回測って、平均値を出してデータを出し、判断をします。

主な治療方法

メタボリックシンドロームの治療法は、内臓脂肪を減らすことです。そのため、摂取エネルギーを減らす食事療法と運動療法が行なわれています。食事と運動を中心に生活を行なうことで、内臓脂肪は解消されていきます。しかし、それだけでは効果が現れない場合には薬で治療することもあります。糖尿病や、脂質異常症治療の薬を使いますが、肥満症治療薬という食欲を抑制する薬の開発も進んでいます。