シャム双生児

初診に適した診療科目

シャム双生児はどんな病気?

シャム双生児とは、双生児になるはずの受精卵がなんらかの原因によって細胞分裂が上手くいかず頭や腰など体の一部が癒着して産まれた双子のことをいいます。

双子のうち一人が重篤な症状があった場合、もう一人にも影響が出てしまうので緊急分離手術が行われますが、それ以外だと分離するかしないかは本人達の意思を優先します。

また、昔と違い支援グループによって、できる限り普通の暮らしができるようになっています。

主な症状

シャム双生児とは、結合双生児の別名です。

結合双生児とは、身体が結合しているという症状を持つ双生児のことです。

同性以外の結合双生児や3人以上の結合双生児は、確認されていません。生命の維持に必要な重要な器官が共有されていない場合には、分離手術を行うことが出来ます。

日本では、結合双生児としては、ベトちゃん・ドクちゃんがよく知られています。

主な原因

シャム双生児とは、体が結合した状態にある双生児のことです。

発生確率は、5万~20万の出生あたりに一組の確率です。

中東やアフリカの方が発生確率は高いといわれています。

原因は、アメリカ軍が投下した枯葉剤だと言われています。

分離手術を行うケースも多いですが、分離手術をせずに結合体であることを受け入れて生活をしていた兄弟姉妹もいます。

主な検査と診断

シャム双生児とは、一卵性双生児が、完全に分かれることができず、偶然的にくっついた状態のままになってしまう奇形をいいます。

このような双生児を見分ける検査方法は、超音波によるエコー画像によって判断します。

最近では3D映像によるエコーもありますので、より判断しやすい画像によって検査が可能です。

日本の場合、このような双生児のだと、堕胎を薦められることがほとんどです。

主な治療方法

シャム双生児の治療法は、結合している器官によって異なります。幼児期に別個に別れられる場合が、現在では非常に多いのが特徴といえます。

そのため昔と違い、生涯を双子でともにしなくてはならないというケースはかなり稀となりました。

ただし必要な器官がひとつしかない場合は、機械や誰かの器官を移植するなどの方法を取らないと治療は困難です。