早産はどんな病気?

早産とは、通常40週で出産するところを、妊娠22週から36週の間に出産することをいいます。赤ちゃんの大きさにかかわらず、産まれる週数が早ければ早いほど臓器が未熟なため、産まれた後に十分な成長を促すには注意が必要です。現在は医療技術が発達し、NICUで成長を促す治療ができますので、早く生まれてしまっても元気に退院できる赤ちゃんがふえました。

早産の主な症状は?

胎児は40週の間は母親のお腹の中で過ごしますがそれより大幅に早く生まれてくることを早産といいます。破水や母体の体力的な問題など様々な理由でお腹の中での妊娠の継続が困難な状態の時に医師が判断して生む場合や、生まれてしまうことです。これらの症状があったからといって生まれたすべての赤ちゃんに問題があるわけではありませんが、未熟児の場合は保育器でしばらく様子をみます。

早産の主な原因は?

早産の原因は、気をつける防げるものもあります。例えば、重いものを持つなどのお腹に力を入れること、立ち仕事などで長時間立ちっぱなしでいること、冬に寒い所にいたり夏場クーラーの効きすぎた部屋にいたりして体を冷やすこと、動きすぎたりストレスをためたりすることなどがあります。病的要因としては、子宮筋腫、子宮頚管無力症、妊娠高血圧症候群、前置胎盤、子宮の奇形などがあります。

早産の主な検査と診断方法は?

妊婦検診の際の早産の検査をすることがあります。検査方法はおりものを確認する方法です。妊婦検診でエコーを確認して、赤ちゃんの状態を見る以外に、血液検査やおりものを確認して安全性をみます。最近は4Dエコーなどでより鮮明に赤ちゃんを確認することもでき、妊婦検診も色々進化しています。より安全で満足のいく出産をするために色々な方法がとられています

早産の主な治療方法は?

早産の治療法は、一般的には2つ存在しています。この二つのうち一つは、体を安静にするというものです。もちろん、そのような方法で治療することができない場合もありますから、そんなときには薬物療法として、子宮収縮を目的とした、至急筋弛緩剤を投与することによって対処します。軽度ならば内服投与を行うのですが、これが重度となると点滴による投与をするのです。

早産の初診に適した診療科目