アジソン病 アジソンビョウ

初診に適した診療科目

アジソン病はどんな病気?

アジソン病とは、副腎皮質ホルモンは生命の維持にとても必要なホルモンです。健康な人は、からだの状態に合わせて、適切に分泌されるホルモンです。しかし、副腎ホルモンが、何らかの理由により、上手く分泌することができない場合がありますが、副腎の病気を原因で慢性的に経過した場合を言います。また、両側の副腎が90%以上損なわれることを、言います。

主な症状

アジソン病は結核菌で感染してなることが多く30代から50代に見られますがかかる人はそれほど多くなくまれです。症状は全身に倦怠感が出てきたり低血圧や貧血が起こりやすくなります。下痢や腹痛なども起こすことがあり消化器官にも異変が起こることがあります。また口の中にも黒いシミができることもあります。副腎皮質が破壊されたときに起きる病気でそのときに発症するのが特徴です。

主な原因

副腎皮質の分泌が低下してしまう病態のアジソン病の原因となるのは、腎臓の上にある、左右の副腎が90%以上なんらかの理由によって欠けてしまうことにより起こります。一番多い理由としては、腎臓の結核と、自己免疫によるものです。また、その他にはがんが副腎に転移したことによるものや、先天的にこの病気を持っているという場合もあります。

主な検査と診断

アジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)の検査方法には、ポピュラーなものとしては血液検査、尿検査があります。血中の副腎皮質ホルモンや尿中の副腎皮質ホルモンを検査するための、ホルモン検査を行う場合もあります。腹部CTで検査する場合もあります。また、副腎の機能低下が体に及ぼす影響を調べるために、自己免疫の検査やがんの検査も並行して行う場合があります。

主な治療方法

アジソン病の治療法では、点滴と合わせてコルチステロイド薬を、それぞれ個人の日常生活や病気の程度に合わせて補充していきます。重症な場合であれば、静脈注射もしくは筋肉注射でコルチゾールが投与され、その後にヒドロコルチゾンの錠剤を服用していきます。特に重症な場合であれば内服量を増やしたり、下痢や嘔吐の症状が現れる場合であれば再度注射が必要になることもあります。