妊娠線 ニンシンセン

初診に適した診療科目

妊娠線はどんな病気?

妊娠、出産を経験するとお腹の皮が急激に伸びるのでもとからあった皮が限界になりヒビが入ったように線がついてしまうことがあります。これが妊娠線です。妊娠中にクリームなどで皮膚を柔らかくマッサージなどをすればこれが出来なかったり、軽くすることが出来るのでケアを丁寧にする女性も増えてきました。産後に悩む前に出産前からのケアで乗りきりましょう。

主な症状

妊娠線とは、赤ちゃんが成長するにつれてお腹が大きくなりますね。皮膚は表皮、真皮、皮下組織の三層に分かれていて、表皮は伸びやすいのですが、真皮と皮下組織は伸びにくく、伸びることのできる限界をこえて、皮膚が引っ張られることにより亀裂ができてしまい、お腹に赤紫色の線が現れる症状です。お腹だけではなく、乳房や太もも、お尻など脂肪のつきやすいところにも現れます。

主な原因

妊婦になると、妊娠線について耳にする機会が増えます。気になる原因は、急にお腹や胸が大きくなる事によって、真皮や皮下脂肪がその伸びについていけずに切れてしまう事です。それに、妊娠中はホルモンの関係で、皮膚の生まれ変わりが鈍くなっています。鈍くなると通常の元気な皮膚よりも皮下細胞が切れやすくなります。結果、断裂の後が残ってしまうのです。

主な検査と診断

妊娠後期になり、お腹が大きくなってきた頃、腹部、大腿外側、臀部、乳房周囲等を見て、赤紫のひび割れたような線が入っていたら、それが妊娠線です。検査方法については、自分で見て確認できますし、見にくいところは、鏡を使います。妊婦検診の際に、医師や看護師に相談し、詳しく見てもらうことも可能です。日頃から自分の身体の変化を観察していると、早目に気付くことができます。

主な治療方法

妊娠線とは妊娠中に皮膚が伸びきってしまうことにより、お腹やおしり、太ももなどの皮下の毛細血管が透けて見えてしまう症状のことです。出産後にたとえ痩せたとしても瘢痕化し、白っぽいまだら模様になり消えないと言われてきました。しかし現在ではレーザー光を使った治療法が出て来ています。複数のレーザーを組み合わせ、伸びてしまった皮膚を収縮させたり、コラーゲンの再生を促したりする方法です。