不安障害 フアンショウガイ

初診に適した診療科目

不安障害はどんな病気?

不安障害とは、過剰な不安が精神や行動に影響を及ぼしてしまう精神疾患のことです。不安を抱くこと自体は誰にでもあることですが、はっきりした理由がないのに強い不安が起こったり、いつまで続くのかがわからないほど長引いたりします。慢性的な不安や落ち着きのなさ、肩こりや頭痛、激しい動悸などを引き起こし、他の精神疾患と併発することもあります。

主な症状

不安障害には様々な症状が現れます。主なものとしては、慢性的な下痢や便秘、倦怠感、人前で過度に緊張し自然に振舞えなくなる、自分の容姿に自信がもてないことで人に嫌われていると感じてしまう、全てのことに対して実感が持てず、傍観者の立場を感じてしまう、電車など閉鎖的な空間で突然の動悸が発生し、死の恐怖すら感じてしまうなどがあげられます。

主な原因

不安障害が発症する原因は、現時点では未だはっきりとはわかっていないが、生物学的な要因は脳内の神経伝達物質のセロトニンやGABAの影響や、遺伝的要因、神経質の性格、現在の強いストレス状態や自律神経の障害などが発症の影響と言われています。発症は10代半ばが多いですが、精神科に受診するときは、かなり年月が経ってからの場合が多いです。

主な検査と診断

不安障害の判定は主にメンタル系のクリニックや精神科の診断により最終的な判断が下されます。検査方法としては精神科医師による問診やカウンセリングにて慢性的な不安や焦り、恐怖や緊張といった特有の症状が認められ、更にこれらが身体の疾患によるものではないと判断されれば確定します。その為問診の他血液検査や尿検査、心電図といった一通りの検査を受ける必要性もあります。

主な治療方法

不安障害の治療法については、薬物療法と精神療法の二種類があります。薬物療法では、薬を飲んで治療するという事で、薬の種類は症状によって様々です。精神療法では、なぜ不安なのかと言う原因を心理的に探るという事で、これも症状によって対応が様々です。これらのどちらか一つで治療が行われる場合と、二つを併用して治療を行う事もあります。