早漏はどんな病気?
早漏とは性交渉のさいに、射精のコントロールがうまくいかず、射精に至るまでの時間が本人の意思に反して過度に短くなることをいいます。その原因の多くは心理的なものであると考えられていますが、陰茎の皮膚が異常に過敏であることが原因とみる専門家もいます。
カップルに苦悩を生じさせることもあり、早漏で悩んでいる人は多いとされています。
治療は行動変容療法などに効果が期待されます。
早漏の主な症状は?
男性の方の性の悩みの一つに早漏と呼ばれる症状があります。これは正常に勃起するにも関わらず、本人が望むよりも早く射精が起こることです。射精までの時間には個人差があるため、何分以内の射精がそうであるか、という定義がありませんが、挿入前あるいは挿入してから1、2分以内にする場合を指すことが多いようです。
とくに身体的には何ら異常をもたらさないものですが、女性との健全な性行のためには改善する必要があります。
早漏の主な原因は?
早漏の原因は、陰茎の皮膚が過敏であることが原因との説もありますが、ほとんどの場合、不安や心理的な原因であると考えられています。前立腺の炎症や甲状腺の活動性亢進などが早漏を引き起こすとともありますが、病気が原因となることはまれです。
早漏の主な検査と診断方法は?
早漏は検査やデータなどで客観的に測定する方法がないので、質問票や診察から総合的に診断されます。早漏の主な治療方法は?
早漏の治療法はいくつかあります。主となるのは行動変容療法で、セラピストは患者を安心させ、なぜ早漏になるのかを説明し、射精を遅らせる方法を教えます。この治療法は長い目で行うことが必要です。薬物療法もあり、抗うつ剤を使用しますが、副作用の懸念もあり、使用には慎重な判断が必要です。
また、ヒアルロン酸を亀頭に打つことで過敏になりすぎることを改善する治療もあります。