高次脳機能障害コウジノウキノウショウガイ

高次脳機能障害はどんな病気?
高次脳機能障害とは、脳卒中などの脳血管障害や交通事故などの後遺症として現れる障害で、主に脳の損傷によって様ざまな神経心理学的症状が現れるのが特徴です。症状は多岐にわたり、物忘れがひどい、集中力が続かない、また失語症を現すこともあります。社会生活を行う上での問題行動も多くなり、生活に著しい支障を与える疾患です。自覚症状が薄く、外見上の障害ではない為「隠れた障害」と言われています。


高次脳機能障害の症状
高次脳機能障害では、記憶障害〈意味記憶障害:新しい知識が覚えられない〉〈エピソード記憶障害:ついさっき言ったこと、やったことがあいまいになる〉〈展望記憶障害:約束や予定を忘れる〉、注意・情報処理障害〈一つのことを続けられない、気が散りやすい、同時に複数のことができない〉、遂行機能障害、病識の欠落、社会的行動障害といった症状がみられる。

高次脳機能障害の原因
高次脳機能障害とは、主に頭部を強く打撲したり、脳挫傷を負うなど、脳に深刻なダメージを受けたことが原因で引き起こされることがほとんどです。症状としては、記憶が定着しない、何度も同じことを聞いてくる、1つのことに集中できない、感情のコントロールが難しいなど、生活して行く中で、かなりの障害を生じてしまうこともあり、人によっては性格まで変わってしまうこともあるのです。

高次脳機能障害の検査と診断
高次脳機能障害は、さまざまな検査方法を用いて診断されます。一般的にはCTスキャンやMRI検査が行われますが、それ以外にも作業療法士や言語聴覚士、臨床心理士による神経心理学検査も行われることになります。この神経心理学検査では大掛かりな医療機器を使用するのではなく、この障害の疑いのある人に直接質問をしてその答えを数値化した上で判断材料とします。

高次脳機能障害の治療方法
高次脳機能障害の治療には、確立された治療法がありませんので、リハビリテーションを主に行います。障害に応じ、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、臨床心理士などの専門家と適切なリハビリテーションを行うことにより良い成果が得られます。また受傷、発症後1年までの時期にリハビリを行うことにより、障害の著しい改善がみられ、社会復帰への近道になります

高次脳機能障害の初診に適した診療科目

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