思春期早発症 シシュンキソウハツショウ

初診に適した診療科目

思春期早発症はどんな病気?

思春期早発症は、男性ホルモン、女性ホルモンの分泌によって二次性徴が他の人よりも異常に早く現われる病気の事です。中枢性と末梢性に分類されており、中枢性は思春期の時のように下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌され、それにより性腺から性ホルモンが分泌されて起こり、抹消性は性腺・副腎で性ホルモンが作られ発症が起こります。治療は性腺刺激ホルモンの分泌を抑え、性ホルモンの分泌を抑制し、二次性徴の進行を遅くします。

主な症状

本来、二次成長期は女性なら早くても小学校5年生あたりから、男性は小学校6年生あたりからきます。それが、女性ならば乳房発達が7歳未満でおこり、初経が9歳未満で起こります。また、男性ならば精巣の発達が9歳未満からおこり、陰毛発生が10歳未満で発生します。それらの、普通より明らかに早く二次成長期がくる症状のことを思春期早発症といいます。

主な原因

思春期早発症とは10歳未満で、第二次成長期の症状が現れてくることをいいます。原因としてはいろいろ言われていますが、牛乳に含まれる成長ホルモンが脳下垂体を刺激して第二次成長期を引き起こすものという説が最も有力です。このは乳牛に成長を促すために成長ホルモンを大量に与えていると起こることで人間が最終的に成長ホルモンを摂取することになるのです。

主な検査と診断

思春期早発症の検査方法は、おもに性ホルモンが多く分泌されていないかを見ます。多くの場合脳の下垂体から出ているホルモンが多くなっています。ただ、同じようなホルモンの過剰分泌をきたす脳の病気との区別をしっかりすることが大事です。また、骨密度の測定もおこないます。女子の場合は、早く月経が来ることも考えられますので、婦人科で卵巣や子宮の状態をみます。

主な治療方法

思春期早発症の治療法としてはバランスの良い食事をとらせることと、適度な運動をさせることが良いでしょう。いつも通りの生活を送ることが症状の緩和につながります。また、確実に診断するためにホルモンの検査をするのも良いと思います。そして、ホルモン分泌の検査結果を参考にして、家族で話し合い、病院の先生と相談するのが良いでしょう。