扁桃肥大

扁桃肥大はどんな病気?

扁桃肥大とは口蓋扁桃や咽頭扁桃、耳管扁桃、舌根扁桃などの扁桃が通常よりも大きくなった状態のことをいいます。これらの扁桃は外部からの病原体に対する防御機能をはたしています。ですが外からのさまざまな刺激を受けることによって、活発な免疫反応が起こり肥大するものと考えられています。通常は薬物投与で治療しますが、長時間にわたり肥大し続けるようなら摘出手術が必要になります。

主な症状

扁桃肥大という病気の症状というのはいったいどういったものなのかということですが、まずこの病気の特徴的なところとなっているのが大きないびきです。そして、それにともなり睡眠時の呼吸がとまる、いわゆる睡眠時無呼吸症候群も起こる場合があります。こういったことが睡眠障害につながり、日中に強烈に眠くなったりするなど生活を乱すこともあるのです。

主な原因

扁桃肥大の原因は、生まれつきもっている体質が関係していると考えられており、また扁桃の炎症を何回も繰り返すことで、次第により大きく肥大してしまうことが多いです。ほとんどが小児時期に、扁桃が小さくなるものですが、さまざまな外からの刺激や免疫反応が関係して、小さくなることなく、逆に肥大してしまうと考えられていますが、実際のところは具体的に証明されていません。

主な検査と診断

扁桃肥大の検査方法とは、まずは視診を行い、痛みや発熱がないか、食べ物を飲み込む時に違和感がないか、呼吸が苦しくないかの症状を調べ、のどの奥の状態を観察します。間接咽頭鏡検査により、舌で隠れている部分の炎症を確認します。それと同時に咽頭ファイバーを使用することもあります。血液検査により白血球の増大などがないかを検査し、病原体を調べる細菌検査もおこないます。

主な治療方法

扁桃肥大の治療法は、多くの場合手術になることが多いです。扁桃の障害は先天性のものが多いので、自然治療ではありませんが、時間経過によって肥大が収まる場合もお有ります。ですが、継続して肥大するおそれがあるのでそのような場合は切開手術や扁桃摘出手術を行うほうが効果的な場合もあります。一般的に投薬による治療は数少なく多くの場合は外科手術になります。

扁桃肥大の初診に適した診療科目

扁桃肥大に関連する病名