急性鼻炎 キュウセイビエン

初診に適した診療科目

急性鼻炎はどんな病気?

急性鼻炎と聞くとすぐに思い出すことができるのは鼻かぜです。乾燥した日や乾燥した場所にいることで、鼻の粘膜が乾燥して炎症が起こる病気です。風邪をひいたときと同じように、鼻汁や鼻づまりがおこります。急性鼻炎には乾燥が天敵なので温度や湿度に気を付けなければなりません。鼻汁や鼻づまりが続くようであれば副鼻腔炎などを起こしている可能性があります。

主な症状

急性鼻炎は、かぜのウィルスが原因として引き起こされることが多く、鼻かぜと同様に考えることができます。一般的には、鼻づまり、鼻汁、くしゃみの症状があらわれます。鼻汁は初期の場合に水性または粘性ですが、細菌感染を引き起こした場合では、膿性になります。かぜの症状の一つのため、咳、発熱、頭痛、食欲不振などのその他のかぜの症状を伴う場合もあります。

主な原因

季節の変わり目やストレス・疲れがたまっている状態だと免疫力が低下しています。そんな時に鼻や喉から細菌やウイルスが入ってくることがあります。すると風邪やウイルス感染を引き起こし急性鼻炎になることがあります。大部分は風邪のウイルスによる場合が多いですが、その他にもホコリや煤煙、刺激性のガスなどを吸ったことが原因となる場合もあります。

主な検査と診断

急性鼻炎の検査方法は、まず鼻鏡所見によって鼻腔の粘膜の色が赤く、腫れていないかを見ます。また、鼻汁の状態などから診断します。花粉症の場合も似たような症状が出ますが、その場合は鼻腔の粘膜は白く腫れ、眼のかゆみを伴うことが多いので、そこから判断します。鼻汁が膿のようになった時には細菌検査などが必要となりますが、急性鼻炎としての検査は特にありません。

主な治療方法

急性鼻炎における治療法は、まず炎症状態を起こしている現状に対応する為に「抗ヒスタミン剤」を処方する事が一般的です。他にも発熱などの感冒症状を呈していた場合はそれに対する解熱鎮痛剤を処方する場合もあります。その患者個人の症状の強さにより抗アレルギー剤や点鼻薬を処方する場合もあります。特に症状の強い急性鼻炎の場合はステロイドが含有された頓服薬を一時的に出す場合もあります。