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今回は『筋トレの効果はいつから出るの?』をご紹介させて頂きます。

いつまで「頑張れば」いいんだろう?

夏が過ぎて、気温が落ち着き、過ごしやすくなると、ダイエットや美容効果で、筋トレをはじめる人が増えるようです。

お風呂上がりや朝のわずかな時間を使い、二の腕、腰まわり、太ももなどの引き締めを目指して、自宅で行う、シンプルなプログラムとして「ヒップリフト」や「スクワット」、さらに体幹トレーニングが人気です。

そして、はじめる前に、やっぱり気になるのが効果でしょう。筋トレの効果はいつから出るのでしょう。毎日のじみちな努力が必要なのは分かります。でも、「まず、いつまで頑張る」の期間を知っておきたいものです。

女性は男性よりも「変化が遅い」

筋トレを続けて、はじめの変化を感じる期間は「性別」によって違います。一般的に、女性は、男性にくらべて体に変化を感じる期間が「長い」とされています。

男性は思春期に「テストステロン」という男性ホルモンが分泌されることにより、体に筋肉の量が増えていきます。一方、女性は「エストロゲン」という女性ホルモンが分泌されることによって、脂肪の多い、女性らしい丸みのある体に変わります。

私たち人間は、成長するほどに、男女の体にその特性の違いが大きくあらわれます。女性の体は、男性にくらべて筋肉量が少なく、筋トレ効果が見られるまでに時間がかかります。また、筋肉は筋線維が集まってできています。その筋線維の1本1本が、女性は男性にくらべて細いことも、筋トレ効果の期間に影響しているようです。

筋トレは「2日に1回」が効果的

筋トレによって起こる変化には、体の内側に起こる変化と、体の外側の変化があります。
女性の場合、体の内側が変化するのまでの期間は「約1週間~1カ月半」です。一方、体の外側に変化が見られるには「約2ヶ月半〜3ヶ月」が目安と言われています。

早く効果が見たいからといって無理をしてはいけません。毎日行うよりも、「2〜3日に1回」くらいが効果が早くあらわれます。トレーニングした筋肉はダメージを受けて、約48~72時間後に壊れ(筋力低下)ます。

そのあいだは、筋肉を休ませてあげることが大事です。このとき、低下した筋肉には回復しようとする力が働きます。そこで筋肉の回復を待って、負荷をかけると筋肉は強くなるのです。

筋トレ効果は「内側の変化」と「外側の変化」

体の内側の変化として、まず大きなものは「基礎代謝の向上」です。基礎代謝とは、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、あるいは、体温調整・脳や内臓の活動など、私たちが生きていくうえで必要最低限に消費するエネルギーのことです。基礎代謝が向上すると、消費されるエネルギーが増えるため、太りにくい体質になるといえます。

他にも、体の内側の筋肉が増えると、
(1)肩こり、腰痛が軽減される
(2)疲れにくく、疲労回復が早くなる
(3)姿勢がよくなる
などの効果が期待できます。

そして、外側の変化といえばもちろん、
(1)二の腕が引き締まる
(2)バストアップする
(3)ヒップアップする
(4)ウエストがしぼれる
を目指して期待しましょう。