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今回は『ノンシリコンがいいって本当かな? 私に合っているシャンプーって実は何?』をご紹介させて頂きます。

最近大手のシャンプーメーカーがこぞってノンシリコンシャンプーを発表しています。となると、やっぱりノンシリコンがいいってことなの? ノンシリコンにしているけど、夏になってきて髪の匂いが気になる。など、シャンプー難民続出の気配。今日はシャンプー選びのヒントをご紹介いたします。

ノンシリコンシャンプーの背景

いつ頃からでしょうか? シャンプーやコンディショナーに入っているシリコンが悪者だ、と感じ始めたのは。多分ネットで度々目にするようになってからでしょうか? そして、私たちがシリコンと聞いて真っ先に思い浮かべたのは、豊胸手術のときのあのシリコン。その後は、調理用品などで大活躍のシリコン樹脂。そんなものが髪に付着したらそりゃあ大変!と素人は考えたわけです。
あの手触りの良さや、洗い上がりにキシキシしないのも、実はシリコンだったんだと深く反省し、ノンシリコンシャンプーに変えていった方が多いのではと思います。
しかし、ノンシリコンシャンプーは値段が高いのです。原材料がいいから、仕方ないよね、と私たちは半ば諦めながら購入してきました。最近の購買の傾向として、プチプラも買うが、本当に自分で選んだものは高価でも買うという消費者行動で、シャンプーはどんどん高価なものになっていきました。また、家族で同じシャンプーではなく、個人でシャンプーが違うというのも定着してきました。

いいノンシリコンシャンプーと悪いノンシリコンシャンプー

当初ノンシリコンシャンプーを出している会社は、よく聞く大手のメーカーではなく、中小のメーカーでした。なので、確かに大量生産の量がちがうのでしょう、値段が高いのは多少仕方がないところでした。最近はその中小も雨増未曾有で、ノンシリコンをうたいながら、実は洗浄成分として必要な界面活性剤の危険な成分を入れているメーカーが現れてきました。なぜなら、ノンシリコンとうたうと値段を高くできるからです。
いいノンシリコンシャンプーなのか悪いノンシリコンシャンプーなのか。こうなると判断するのは、私たち消費者でしかありません。
その前に、シリコンって本当に悪者なの?ということです。化粧品に含まれるシリコンはイメージのゴムのようなものではなく、シリコンオイルといわれるものだそうです。今までのシャンプーが界面活性剤で、キシキシしていたものを、シリコンオイルで一応指通りをサラサラにしただけのものであったり、シャンプーも、コンディショナーも、トリートメントもシリコン入りでは、やはり髪の負担も大きいだろうということでした。

では悪者は界面活性剤?というわけでもありません

水と油を混ぜる=乳化させるには界面活性剤が必要不可欠です。シャンプーはほとんどが水分です。その次に多いのが界面活性剤です。その界面活性剤は、脱脂性やケラチンなど髪のタンパク質を変えてしまう作用があったりします。目に入ると痛いのはそのせいです。しかし、最近は、アミノ酸系界面活性剤やラウレスーカルボン酸塩など、そのタンパク質を変えないような界面活性剤の開発も進んでいるようです。もちろん、その分値段が高くなっているようですが。

自分にあったシャンプー選びとは

こんな結論で申し訳ないのですが、やっぱり自分で試すしかないのです。自分にはよくても万人にいい訳でもありません。例えば香りも、好みが違います。
ノンシリコンシャンプーを使っていると、風に吹かれた時にふっといい香り〜ということがほとんどありません。自然とかオーガニックをうたっているシャンプーは、香りも合成ではないので、続きません。また、天然オイルを使っているせいか、夏場はなんとなく油臭く感じる人もいます。自分が快適に過ごすには何を一番に感じるのか、そこが一番の問題です。価格と相談ということもあります。ヘアカラーやパーマヘアなのでやはり特別なケアがほしい。香りが一番。手触りが一番。本当に人それぞれです。
まずは、あればお試しサイズか小さいボトルから試してみてください。また、大手通販サイトの口コミを見ること。いいことも悪いことも全部読んでみると、一つの評価が見えてきます。経験ですが、ほぼその通りのことが多いです。

どれもこれも、似たような感じ?ではありません。実は、本当にシャンプーは違います。これだ!と感じたシャンプーは、きっととても気持ちがいいものです。面倒臭がらずに試してみる価値がありますよ。