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今回は『日焼け止めが目に入って痛い!という方のための日焼け止めの選び方!』をご紹介させて頂きます。

夏になると紫外線予防で、SPFなどの高い下地や日焼け止めを使うようになりますが、その度に、目が痛くなって涙が出てくるという方が少なくありません。
汗や皮脂によるもの、加齢によるものなど、その原因と、そんなときの日焼け止めの選び方などをご紹介いたします。

日焼け止めが目にしみる原因とは?

日焼け止めの成分で考えられるのは以下の3つです。
1 紫外線吸収剤
2 エタノール(アルコール)
3 界面活性剤
普段、日焼け止めを塗ったら、必ずクレンジングしてくださいということはご存知ですよね。つまり、日焼け止めは重金属を含む成分が含まれていることもあるので、ちゃんと落としましょうという警告です。しかし、それがどうして目に入るの?と思われるかもしれません。例えば、スッとするエタノール(アルコール)などは、肌から気化して化粧品の成分が顔の周りを浮遊していることがあります。それが目に入ったりすることがあったり、夏の汗などが流れて目に入ってしまうことで、症状が出てしまうことがあります。

成分以外で考えられるのは
1 ドライアイ
2 加齢
3 物理的に目に入った(手でこする、汗で入るなど)

夏は汗など大量にかくので、水分量は足りているのではと感じてしまいますが、お肌の状態も目の状態も紫外線のダメージで、かなり荒れ放題になっています。
特にパソコンやスマホの長時間の使用や、紫外線などで、目も乾燥してしまっています。夏になってドライアイになってしまっていることも考えられます。
その弱った目に、化粧品の成分が入ることでダメージが強くなるということがあります。特に普段は化粧品のアレルギーのない方でも、夏場の目のトラブルは起こりがちです。また加齢により普段から涙目で、ドライアイ気味な方も、夏になると紫外線でもっとダメージが強くなり、目の周りがショボショボしてしまいます。

日焼け止めの選び方と、夏場のメイクのコツ

もともとアレルギーが強いというかたは、日焼け止めは紫外線散乱剤入りのものを選ぶようにします。これは紫外線を拡散して日焼けを防ぐというものです。肌への刺激は吸収剤に比べると負担が少ないです。ベビー用のものに多いので、ベビー用の日焼け止めを使うのがいいかもしれません。またノンケミカルと呼ばれているものもありますが、化学物質を一切使っていない完全なオーガニックなものではありません。完全な日焼け止めは、お日様の下に出ないこと以外にはないでしょう。また、散乱剤入りのものは、吸収剤より塗り心地が劣ったり、白浮きなどが目立つことがあります。
では、普通の日焼け止めや、買ったばかりの日焼け止めをどういうふうにしたら目にしみないかというと、まずは、目のキワまで塗らないこと。もし汗などかいていたら、いくら目のキワまで塗っていても、メイクも実は取れてしまっています。同じ取れるなら、塗らなければいいのです。日焼け止めは眉毛の下から、涙袋まで塗らないことです。その部分もどうしても塗りたい場合はファンデーションを薄く塗ってカバーします。
これから購入するかたは、思い切ってウォータープルーフのものを使うという手もあります。この場合、クレンジングはきっちりしてください。
その他の予防法は、サングラスをする、涙成分の目薬を使うなども効果的です。
そして紫外線の強い日は帽子や日傘を忘れずに!

日焼け止めは怖いから塗らない、というよりは紫外線の方がよほど怖いです。日焼け止めは「必ず落とす」という気持ちがあれば、そこまで恐れることもありません。自分の肌タイプにあった日焼け止めを買うためにも、成分表を注意して見るようにしてくださいね。