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今回は『子供の虫歯予防法とは…!』をご紹介させて頂きます。

せっかくきれいに生えそろった歯も、手入れをしっかりとしないとあっという間に虫歯になってしまいます。
ここでは5つの虫歯予防法をおすすめしていきます。

親が口移しをしない!!

なぜ、これが一番目なの?と思う方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
実は、虫歯というのはミュータンス菌と呼ばれる細菌によって引き起こされることがわかっています。
ですが、生まれたばかりの子供の口の中にミュータンス菌は存在しません。

これはどういうことかわかりますか。そう、虫歯の大元は、親が離乳時に口移しで食べさせることによりミュータンス菌を子供に移植してしまうからなんです。
したがって、ミュータンス菌のいない子供は、よほどの不摂生でもない限り虫歯にそう簡単にはなりません。
子供を愛しているのはやまやまですが、口移しだけは絶対に避けましょう。
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甘いものを与えすぎない

お菓子で虫歯になる、というのは有名ですが、これはあながち間違いではありません。
ミュータンス菌が好んで繁殖するための栄養は、砂糖、そう糖分なのです。
したがって、できるだけ糖分を多く含むものの摂取を控えることで、確実に虫歯を防ぐことができます。

気をつけなければいけないのは、糖分を控えても、ご飯を食べっぱなしにしていたら、これは意味がありません。
ご飯をはじめとする炭水化物は、分解されると糖になってしまうからです。
このため、さまざまなお菓子や食べ物を必要以上に与えないことは非常に大切なのです。
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食後1時間を過ぎてから歯磨きをする

毎食後必ず歯磨きをすることは、口の中の衛生状態を保つ上で非常に大切なことです。
しかし、なぜ1時間後なのでしょう。実は普段は中性か弱酸性の口の中が、食事をすると、一度口の中が強い酸性に傾きます。
そして、この酸性度の状態がある程度おちつくのが1時間後といわれているからです。

人間の口の中は食事やなにかアクションを起こすと酸性になると思って下さい。
歯を磨くこともひとつ、口の中を酸性にします。
酸性度が非常に高く、不安定な状態で歯を磨くと、それだけ落ち着くのに時間がかかるといわれており、汚れも落ちにくいのが現状です。
ある程度落ち着く1時間程度で汚れをおとし、きれいな状態を保つのがもっとも効果的といわれているのです。
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歯磨きチェックをする

親が歯磨きチェックをしていると、自分で磨けない子供になってしまうのではないか、そう思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、子供というのは案外不器用であり、そこまで歯磨きを重要性を理解していないのも現状です。
正しく磨けたかどうかを確実に毎日チェックすることは、磨き残しを確実に減らし、虫歯のリスクを確実に下げます。

同時に、何か異変があったとき、虫歯ができかけているときにすぐ対応できるというのもひとつの大きな利点なのです。
歯磨きはほうっておいてもうまくなりません。
確実な方法を大人がきちっと教えた上で、理論的に行うことこそが虫歯のリスクを避けるのです。

効果的に磨けたかチェックするためには、はじめに歯磨き粉を使わずに歯磨きをさせるとよいでしょう。
適切なブラッシングをしていれば歯磨き粉は本来不要といわれています。

また、歯磨き粉の爽快感で磨いた気になってしまい、なかなか歯磨きがうまくならない原因ともいわれています。
まずは水でしっかりと磨けるよう子供さんを教育していきましょう。

鼻が悪い場合には治療をする

意外ですが、鼻と口の関連性は切っても切り離せません。虫歯の原因としてもっとも危険なのが、乾燥することです。
もっというと、唾液でぬれていないことです。
唾液の中には実は虫歯を殺菌する免疫物質が多く含まれており、ある程度常に戦っている状態といってもよいでしょう。

しかし、鼻が悪く口呼吸となってしまうと、常に口から空気が循環するため口腔内が乾いてしまいます。
こうなると、当然唾液の量が減ってしまうため、虫歯にかかりやすくなってしまうのです。

また、鼻が悪いと鼻からのどへ鼻水がたれてきますので、必然的にそれを吐き出したり、セキをする関係上、口の中の衛生状態も格段に悪くなります。
鼻の健康を保つことも、虫歯を予防する大切な一手なのです。

意外と虫歯予防ひとつとっても、歯みがきだけでなく奥が深いと思いませんか?大切な歯を守るのは、毎日の行動の積み重ねです。
虫歯で将来苦しまないように、ぜひ情報を有効活用してくださいね。

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