太田母斑 オオタボハン

初診に適した診療科目

太田母斑はどんな病気?

太田母斑とは青アザの一種です。眼皮膚メラノーシスとも呼ばれます。顔全体のどこにでも発症する病気です。また女性に多く見られます。
出生時期に発症する早期型と、妊娠、出産後や閉経後に発症する遅発型があります。
現在の治療法はアレキサンドライトレーザー治療またはQスイッチルビーレーザー治療を繰り返すことで、ほぼ完治するといわれています。

主な症状

目の周りを中心に顔面の片側および両側に、褐色や青色の小さな点状の痣ができるのが太田母斑の症状です。男女比を調べると、特に女性がなりやすい病気だといえます。
また、顔面に痣ができるだけではなく、時として眼球に色素が沈着するケースもあります。このようなケースは日本人に多くみられます。
稀なケースとしては、肩から腕にかけて痣ができる場合もあります。

主な原因

太田母斑については、未だに原因を特定することはできていませんが、有力な説としてはDNAレベルで色素を顔に着色させる遺伝子があるのではないのかと考えられ始めています。
生まれる前からアザがついているものと成人してから出てくるものがあるので確実にこの遺伝子というのがまだ特定されていないのですが遺伝子特定がされれば治療もできるはずです。

主な検査と診断

太田母斑の検査方法とはまず、患者のアザの場所やアザが現れた時期などを問診して、症状が当てはまればはっきりとした病名が下されます。
このアザは顔の片方に目の回りを覆うようにして現れるのが特徴です。乳児期から現れる場合もありますし、思春期に現れる場合もあります。アザの場所、いつからアザが現れたのかが診断に重要な事柄です。

主な治療方法

太田母斑の治療法は、アレキサンドライトレーザー治療またはQスイッチルビーレーザーによる治療が効果も高く主流です。
皮膚の表面には影響を与えず、その下の色素細胞だけを焼くことができます。程度にもよりますが、3〜6回ほど期間を開けて繰り返しレーザーを照射します。
しかし、眼球にできたものに関しては、治療できません。