お知らせ

インフル予防接種したのに…

医療ニュース
明けましておめでとうございます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。
本年もホームページ制作に役立つコンテンツを配信してまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

新年第一回目のホームページ制作に役立つコンテンツは、12月26日(金)日経新聞らいふプラスに掲載の「インフル予防接種したのに…」をご紹介させて頂きます。


例年より3週間程早く流行期が始まったインフルエンザ。
 予防ワクチンを接種したので自分はかからないと安心している人がいるとしたら、それは誤解です。日本のインフルエンザ用ワクチンは感染を完全に防ぐためのものではありません。今シーズンはワクチンを部分的に変更し、効果が期待されていますが、予防接種をしてもかかることがあります。

インフルエンザワクチンは、他の病気のワクチンと違い、毎年接種する必要があります。
 国立感染症研究所・感染症疫学センターの砂川豊正第二室長は、「ウイルスが突然変異でマイナーチェンジを毎年のように起こす。細胞とくっつくたんぱく質などが変わり、毎年流行する」と説明しています。重症化などを改善する効果は、どの種類のウイルスをもとにワクチンを作るかによって変わります。製造に使う種類は事前に流行を予測して決めます。製造に何ヶ月もかかるため、日本では前のシーズンが終わる前の3月下旬までに選びます。そのため、その後に情勢が変化しても修正ができず、予想と流行がずれれば効果も低下する可能性があります。
 

インフルエンザとワクチンの基礎知識

○予防・対策の基本
・予防ワクチンを接種する
・外出後に手指を洗う
・症状があるときはマスクをするなど咳エチケット
・流行期には人混を避ける
・室内は適度な湿度を保つ
・十分な休養や栄養バランスのよい食事

○潜伏期間
・1〜4日程、平均2日ぐらい

○症状
・突然の高熱(通常38度以上)や頭痛、全身の倦怠感、筋肉や関節の痛みなど全身の症状が現れ、続いて咳や鼻水など。多くは1週間程度で回復

○うつす可能性のある期間
・成人で発症から3〜5日、子どもでは7〜10日ぐらい

○予防ワクチン
・予防ワクチンを接種しても感染することはある
・予防接種すればある程度、症状の軽減や重症化の防止の期待ができる
・効果を発揮するのは接種(13歳未満は2回)してから2週間以降
・毎年接種する必要がある
(感染研の話などをもとに作成)

********************************************
ワクチンは重い急性疾患を持つ人などは接種しない方がよい場合もあります。接種による副反応が起きる例もありますので、かかりつけ医と相談して接種するかどうか決めましょう。
また、接種したからと安心せず、手洗いをするなど予防することも大切です。
********************************************