当院は、急性期医療を充実させるために平成20年から積極的にIT化を推進し、オーダリングシステム、PACS導入によるフィルムレス化、電子カルテ導入によるペーパーレス化を行い、毎年増加している医療スタッフ間での情報共有の迅速化を図っています。また最新式の医療機器を取り揃えながら、医師の増員により医療の質の向上を目指してまいりました。平成22年より入院診療費を1日当たりの定額を基本とした包括評価方式(DPC)の対象病院となり、現在は19診療科を標榜し、病床数236床(一般急性期158床、地域包括ケア60床、医療療養18床)で稼動しています。新規入院患者さんの多くは急性期病床への入院であり、急性期医療を主体としつつ、地域の皆さまに安心して頂けるような医療を提供しています。 現代の医療は一人一人に合った医療サービスを提供する時代であります。質の高い医療サービスにとって一番大切なものは医療スタッフであります。外来や病棟で医療や看護に携わる医師、看護師だけでなく、薬局、検査、放射線、リハビリ、臨床工学、医療連携、事務、栄養管理、給食等多くの部署で皆さまを支えています。全スタッフがそれぞれの立場で一番良い医療を考えて行動できる病院であり続けるように頑張ってまいりますので、これからも九州鉄道記念病院をよろしくお願い申し上げます。
内臓脂肪ドック・検査とは、内臓脂肪の量や分布を測定する検査のことです。内臓脂肪は、内臓の周囲に蓄積される脂肪であり、過剰に蓄積されるとメタボリックシンドロームや糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めるとされています。
内臓脂肪ドック・検査は、体重やBMI(体格指数)だけでなく、CTやMRIなどの画像検査を用いて内臓脂肪の量や分布を詳細に評価します。また、血液検査を組み合わせることで、内臓脂肪による代謝異常や炎症の程度を判定することもあります。
内臓脂肪ドック・検査の結果をもとに、適切な食事や運動、生活習慣の改善を行うことで、内臓脂肪の蓄積を抑えることができます。定期的な内臓脂肪ドック・検査を受けることで、自身の健康状態を把握し、予防や対策を行うことが重要です。ただし、検査の必要性や方法については医師と相談することをお勧めします。
大腸がん検診外来は、大腸がんを早期に発見するための検査や診療を専門に行う外来です。大腸がんは、初期段階では症状が現れず、進行すると治療が難しくなるため、早期発見が重要です。大腸がん検診外来では、定期的な検診や診療を受けることで、早期発見を目指します。
大腸がん検診外来では、主に大腸内視鏡検査やフェカル・オブ・オキシプロフィル検査(FOBT)などを用いて、大腸がんの検査を行います。大腸内視鏡検査は、大腸内部をカメラで確認することで、ポリープやがんなどの異常を発見することができます。FOBTは、大腸がんによって生じる特殊な成分を便中に検出することで、がんの有無を判断する検査です。
また、大腸がん検診外来では、患者の症状や家族歴、健康状態などを詳しく聞き取り、必要に応じて遺伝子検査なども行います。検査結果に応じて、大腸がんが疑われる場合には、専門の医師による精密な診断や治療を行います。
大腸がん検診外来では、早期発見を目指して、患者に対する丁寧なカウンセリングや健康管理のアドバイスも行います。また、定期的な検診や健康診断を受けることで、大腸がんのリスクを低減することができます。
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